(※写真はイメージです/PIXTA)

楽しいこともツラいことも乗り越え、長年ともに生きてきた夫婦。しかし多くの場合、死はそれぞれのタイミングで訪れます。夫婦2人から1人になっても、暮らしていけるでしょうか? 本記事では共働きをしていたAさん夫婦の事例とともに、夫婦の一方が亡くなった場合にたちはだかるお金の問題について、社会保険労務士法人エニシアFP代表の三藤桂子氏が解説します。

長生きリスクに備える保険

驚愕の年金額にAさん夫婦はショックを受けます。さらに遺族年金は非課税であること、要件に該当すると、年金生活者支援給付金の対象となるため、Aさん夫婦が肩を落とす気持ちも納得でしょう。

 

※年金受給者のうち、所得が一定以下等の条件を満たす人に対して、生活支援給付金が支給される制度

 

最初にお伝えしたように、公的年金はリスクに備える保険です。人生100年時代といわれるようになり、年金を受け取る期間も長くなるでしょう。本来、自身の年金は長生きリスクに備える保険という考え方です。

 

夫婦で1つのお財布と考えるのであれば、Aさん夫婦の年金は年額416万円ですが、妻が専業主婦の場合は、年額310万円となります。人生にはなにが起こるかはわかりませんので、難しいことですが、Aさんが決意したように、健康に気をつけ、健康寿命を延ばしながら、夫婦ともに長く老齢年金を受け取ることが一番よいのではないでしょうか。
 

<参考>

日本年金機構:遺族年金ガイド
https://www.nenkin.go.jp/service/pamphlet/kyufu.files/LK03-3.pdf

厚生労働省:令和5年簡易生命表の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life23/dl/life23-15.pdf

 

 

三藤 桂子

社会保険労務士法人エニシアFP

代表

 

 

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