9月は家賃の動向に注目
⼀⽅、コアサービスについては、前⽉⽐+0.41%と、7⽉(同+0.31%)から伸びが加速しました。8⽉は⺠営家賃が前⽉⽐+0.37%と7⽉(同+0.49%)から伸びが鈍化したものの、帰属家賃(7⽉:前⽉⽐+0.36%→8⽉:同+0.50%)が予想外に加速し、住宅インフレの粘着性の⾼さを⽰唆する結果となりました(図表4)。
帰属家賃の上振れが⼀時的なのか、それとも帰属家賃が加速トレンドに転じるのか、9⽉は家賃の動向に注⽬が集まることになりそうです。
8⽉の卸売物価指数(以下、PPI)は前⽉⽐+0.2%(市場予想:同+0.1%)、⾷料品およびエネルギーを除くコアPPIは前⽉⽐+0.3%(市場予想:同+0.2%)と、コアCPIと同様、市場予想から上振れました。均せばPPIの減速傾向は変わらないものの、インフレ沈静化への道のりが平たんではない旨が改めて⽰されました。
FRBがインフレよりも冷え込んでいる労働市場に焦点を移しているとはいえ、8⽉のインフレデータは、FOMC内でインフレの上振れリスクを懸念するタカ派メンバーの考えを正当化する結果となり、9⽉FOMCでの▲0.50%利下げの可能性を低下させたとみられます。
東京海上アセットマネジメント
※当レポートの閲覧に当たっては【ご留意事項】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【米ドル円】東京海上アセットマネジメントが振り返る…9月第2週の「米国経済」の動き』を参照)。
※本記事は東京海上アセットマネジメントの「TMAMマーケットウィークリー」の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が文章を一部改変しております。
※全文は「TMAMマーケットウィークリー」をご確認ください。
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