(※写真/PIXTA)

大学選びにおいて気になる「大学ごとの就職事情」。本記事では、「早慶」の就職事情について見ていきます。

「早稲田大学」「慶應義塾大学」就職事情はいかに

大学選びの際、キャンパスライフもさることながら、さらにその先、就職状況を確認する親・学生は多いもの。「学歴フィルター」という言葉が度々話題になる以上、当然の懸念といえるかもしれません。

 

大学ごとの就職事情。私立大学の2大巨頭「早稲田大学」「慶應義塾大学」については、下記のとおりです。

 

●早稲田大学

2023年度、早稲田大学を卒業・修了した学生は、計11,671人。就職希望者に占める就職者の割合は94.7%となりました。就職先としてもっとも多かったのは、1位「アクセンチュア」100名。2位「NTTデータグループ」98名、3位「ベイカレント・コンサルティング」85名と続きます。

 

1位 アクセンチュア…100名

2位 NTTデータ…98名

3位 ベイカレント・コンサルティング…85名

4位 みずほフィナンシャルグループ…79名

5位 デロイトトーマツコンサルティング…66名

6位 東京海上日動火災保険…64名

6位 東京都職員I類…64名

8位 富士通…60名

9位 日本IBM…58名

9位 日本電気(NEC)…58名

※早稲田大学『2023年度 早稲田大学進路状況』

 

●慶應義塾大学

2023年度、就職先としてもっとも多かったのは、1位「ベイカレント・コンサルティング」124名。2位「アクセンチュア」100名、3位「慶應義塾」93名と続きます。

 

1位 ベイカレント・コンサルティング…124名

2位 アクセンチュア…100名

3位 慶應義塾…93名

4位 デロイトトーマツコンサルティング…83名

5位 三井住友銀行…67名

6位 EYストラテジー・アンド・コンサルティング…66名

6位 東京海上日動火災保険…66名

8位 三菱UFJ銀行…59名

9位  野村総合研究所…55名

10位 PwCコンサルティング合同会社…54名

※慶應義塾大学『2023年度 上位就職先企業(3名以上上位20社)』

 

共通して、コンサルティングへの就職人数の多さが目立ちます。一方、早稲田大学では「公務員」が人気の就職先としてランクインしていましたが慶應では圏外に。「慶應義塾」への就職が3位という点も、特徴的といえるでしょうか。医学部・看護医療学部があるのがその理由ですが、大学職員も「ホワイト職」として人気を集めています。

 

早稲田と慶應では学生の総数が大きく異なりますが、やはり私学の雄。一流企業が軒並み名を連ねていることがわかります。

次ページ「良い大学、良い就職」の前に佇む「学費の壁」

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