(※写真はイメージです/PIXTA)

酷暑や台風の影響により、野菜の高騰が続き、日常通うスーパーや飲食店で値上げを実感することも多いでしょう。さらに、レジャー施設や宿泊費、交通運賃の値上げも畳みかけ、物価高が夏休みの家計を圧迫しています。なかでも、可愛い孫たちが遊びにくる、年金収入頼りの高齢者へ影響は顕著なもので……。本記事では、金沢さん(仮名)の事例とともに、老後のマネープランについてFP相談ねっと・認定FPの小川洋平氏が解説します。

老後を充実させるための必要額は月に36万1,000円

今回は、金沢さんの事例をお伝えしました。老後2,000万円問題が話題になりましたが、それはあくまで高齢夫婦の2人暮らしの世帯で、一般的な年金収入と支出の差の100歳までの累計の概算のことです。

 

生命保険文化センターが2019年に行った「生活保障に関する調査」によると、趣味や旅行など、生活を充実させるために必要な費用は月額36万1,000円という結果が出ています。

 

そんなにお金を使わないだろう、と思っていても、退職して時間ができると現役で勤務しているときにはできなかったことをやってみたいと思ったり、金沢さんのように孫たちと過ごすために必要なお金が必要になったりする場合もあります。

 

また、自身の介護費用の準備まで含めると、余裕を持って暮らせる支出を見込んで老後の資金計画を立てておくことが望ましいといえます。

 

ディズニーランドだけでなくあらゆる物価が上がり始めている昨今、投資信託などを活用し資産形成、資産運用を行うことで物価上昇から老後資金を守りながら、ゆとりを持って暮らすための計画を立てておくとよいでしょう。
 

 

小川 洋平

FP相談ねっと

CFP

 

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