【昨年「余命4ヵ月」宣告】〈膵臓がん〉→〈原発不明がん〉闘病中の森永卓郎氏が、がん発覚後、唯一「変えてよかった」と考える“食習慣”

【昨年「余命4ヵ月」宣告】〈膵臓がん〉→〈原発不明がん〉闘病中の森永卓郎氏が、がん発覚後、唯一「変えてよかった」と考える“食習慣”
(※写真はイメージです/PIXTA)

昨年末に膵臓がんであることを公表した、経済アナリストの森永卓郎氏。がんが発覚した時にはすでにステージ4であるだけでなく、余命4ヵ月の宣告を受けました。がんを公表後、森永氏のもとには、治療のアドバイスに関するメールが、1日に数十件以上届くといいます。今回、森永氏の著書『がん闘病日記』(三五館シンシャ発行、フォレスト出版発売)より、現在も精力的に執筆活動を継続する森永氏が、がん罹患後に「唯一変えた」食生活について見ていきましょう。

森永氏が、がん罹患後に唯一変えた「食生活」

これらのほかにも、たくさんの飲食物の推奨があったのだが、ほぼ共通しているのは、明らかに健康によくないとみられる飲食物は含まれていないことだ。

 

たとえば、「たばこをたくさん吸うとがんが治る」とか、「脂肪分の多い食品がよい」といったアドバイスは一切なかった。

 

つまり、野菜を中心としたヘルシーな食事を続けるのがよいということなのだが、それはがんの治療に限らず、ふだんの生活に関して医師が共通して勧めるライフスタイルだ。

 

また、複数の医師から「食べられている患者で死んだ人はいない」という話も聞いた。モノを食べて、それを消化し、栄養分を体中に行きわたらせるというのが、生きることの基本になっているからだ。

 

医食同源で、飲食物が重要であることはたしかだが、だからと言って、特定の飲食物ががんの特効薬となるとは、私には思えないのだ。

 

ただ、最近になって、ひとつだけ私が食生活を変えたことがある。それはヨーグルトを食べるようにしたことだ。医師が開発したヨーグルトというのがあって、がんへの効能を謳っているわけではないのだが、ヨーグルト自体が北欧ではずっと食べられてきた食品なので、摂取のリスクはまずない。ふつうに売られているヨーグルトとくらべるとかなり割高だが、医療費と比較したらケタ違いに安い。

 

そして、私が毎日食べることにしたのは、通販で取り寄せて食べてみたら、非常に美味しかったからだ。「治療のためだ」といってまずいものを食べたり飲んだりするのは嫌だが、美味しいものは続けられる。がん治療のためでなく、食生活を彩るために食べているので、治療とは無関係の妻まで毎日一緒にヨーグルトを食べるようになったのだ。

 

 

森永卓郎

経済アナリスト

獨協大学経済学部 教授

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※本連載は、森永卓郎氏による著書『がん闘病日記』(三五館シンシャ発行、フォレスト出版発売)より一部を抜粋・再編集したものです。

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