8月2日の日経平均株価は、朝から大幅に続落してはじまると、歴史的な“下げ相場”となりました。前日の米株相場の大幅下落や足元の急速な円高が投資家心理を悪化させている模様です。特に、前日の米株市場ではフィラデルフィア半導体指数が前日比7.14%下落と、こちらも歴史的な下落を記録。東京エレクトロン〈8035〉やアドバンテスト〈6857〉、信越化学工業〈4063〉などの半導体関連銘柄が指数を押し下げました。日経平均株価は終日軟調でしたが引けにかけて一段安となり、前日比2,216.63円安の35,909.70円で取引を終えました。この下落幅は、1987年10月20日(ブラックマンデー翌日)以来、史上2番目となります。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが6銘柄、値下がりが219銘柄、変わらずが0銘柄。値上がりしたのはコナミ〈9766〉、日本ハム〈2282〉、アステラス製薬〈4503〉、ZOZO〈3092〉、武田薬品工業〈4502〉、日本製鉄〈5401〉の6銘柄でした。
日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、信越化学工業〈4063〉、TDK〈6762〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、コナミ〈9766〉、日本ハム〈2282〉、アステラス製薬〈4503〉、ZOZO〈3092〉、武田薬品工業〈4502〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は29億7000万株、売買代金は6兆6,429.92億円となり、前日と比べて増加。
業種別では上昇した業界はなく、証券業、銀行業、保険業、電気機器、卸売業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がJVCケンウッド〈6632〉で+150円(+17.44%)の1,010円、2位が日本ハム〈2282〉で+330円(+6.99%)の5,053円、3位がコナミグループ〈9766〉で+315円(+2.84%)の11,420円となりました。
一方、値下がり下位は、1位が大和証券グループ本社〈8601〉で-231.9円(-18.85%)の998.6円、2位が東京精密〈7729〉で-1,607円(-15.66%)の8,653円、3位が楽天銀行〈5838〉で-485円(-13.68%)の3,060円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは3銘柄、年初来安値を更新したのは373銘柄でした。