「ちょっと話がある」←離婚の切り出し方で使わないほうがよいワケ【弁護士が解説】

「ちょっと話がある」←離婚の切り出し方で使わないほうがよいワケ【弁護士が解説】

普通のカップルであっても、一方的に別れを切り出すのは難しいものです。結婚しているとなるとさらにハードルが高まるでしょう。法律によって婚姻関係が認められているものを解消するのですから、揉めてしまうと裁判になるなど想像以上に大事となる可能性も。本記事では、Authense法律事務所の離婚問題に精通する白谷英恵弁護士が、離婚を上手く相手に切り出す方法について解説していきます。

離婚のきっかけとなった問題は曖昧にしない

相手を思いやる気持ちを持って離婚を切り出すのはいいことですが、離婚を考えるきっかけとなった問題点を曖昧にするのはNGです。オブラートに包みすぎた言い方で問題点を曖昧にしてしまうと、「やり直せるかもしれない」「離婚するほどのことではない」という気持ちを抱かせてしまうので話が前に進みません。

 

離婚の決定打となった事柄は、感情的にならないように事実を的確に伝えて、理解してもらう必要があることを忘れないでください。

お互いが同じタイミングで「離婚しよう」とはならない

ほとんどの場合、お互いが同じタイミングで「離婚しよう」とはなりませんから、離婚を切り出してすぐに理解してもらえるということはありません。タイミングや伝え方を間違ってしまうと、第三者に入ってもらわないと話が進まない状態になってしまいます。

 

離婚は自分の意思だけでできるものではないので、相手の気持ちを考えながら進めていくことが大事です。離婚のタイミングにも配慮し、しっかりと事前準備をしておくことが円満離婚への近道なのです。

 

 

白石 英恵

Authense法律事務所

 

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