為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、下落しました。7月3日に発表された豪州の6月の小売売上高が市場予想を上回り、追加利上げ観測が強まったため、豪ドルの対円レートは上昇しました。しかし11日に発表された米国の6月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回るインフレの鈍化を示したことや、同日の11日と翌12日には日銀による為替介入とみられる動きにより、急速に円高米ドル安となったことに連れて、豪ドルの対円レートは下落しました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、低下しました。7月5日に発表された米国の6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数と賃金の伸びが鈍化し、失業率は上昇しました。そのため、米国の早期利下げ観測が強まり、米国国債利回りが低下したことに連れて、豪州3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。その後も米国の6月のCPIによって、米国のインフレの鈍化が示され、米国の早期利下げ観測がさらに強まり、米国国債利回りの低下に連れ、豪州3年国債利回りは低下しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『急速な「円高・米ドル安」に連れて、豪ドルの対円レートは下落 ~ここ2週間のオーストラリアマーケット動向【解説:三井住友DSアセットマネジメント】』を参照)。
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