自分だけで会社を経営する「ひとり社長」にとって取引先の倒産は致命的。倒産の連鎖に巻き込まれて自らも倒産してしまうリスクは絶対に避けたいものです。本記事では、『【超完全版】マンガでわかる 手取り倍増!ひとり社長の世界一ゆるい節税』(KADOKAWA)より一部抜粋・編集して、著者のはたけ氏・なちぼぅ★氏が、倒産リスク対策として活用できる制度について詳しく解説します。
Q.倒産リスクを抑えたい そのために適した制度はある?
A. 経営セーフティ共済は貯蓄と節税を両立できる
・取引先の倒産リスクに備える
・掛金は全額経費にできる
・事業資金を貯める手段になる
取引先の倒産リスクに備える
ひとり社長は、取引先の経営悪化や倒産などによって売上の回収が滞り、連鎖的に倒産リスクにさらされる可能性があります。それを防ぐための制度が経営セーフティ共済です。
経営セーフティ共済は、事業主であるひとり社長が毎月の掛金を設定し、資金を積み立てていく仕組みです。掛金は月5,000円~20万円までの間で選ぶことができ(5,000円刻みで設定)、最大800万円まで積み立てることができます。
また、取引先が倒産するなどして売上(売掛金)が回収できなくなった場合は、その取引内容が確認されれば、回収できなくなった売掛金の金額、または払い込み済みの掛金総額の10倍(最高8,000万円)の少ないほうの金額まで、無担保・無保証人で資金を借りることができます。
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個人専門税理士/ビジネス系インフルエンサー
1981年生まれ。個人専門税理士。ビジネス系インフルエンサー。Xのフォロワーは11.7万人を突破(2024年6月時点)。2008年に税理士登録の要件を満たしていたものの、サラリーマンとして10年以上の時を過ごす。その後、リモートワークの浸透とともに、今後の生き方を考えるようになり、40歳にして後悔しない人生を送ることを決意。2022年に税理士登録して独立開業。
開業を機に始めたSNSで、インボイス制度や電子帳簿保存法などを漫画で分かりやすく解説した発信が大反響を呼ぶ。現在は、千葉に拠点を置き、ひとり社長・個人事業主・フリーランス・副業している会社員の税務コンサルタントとして活動中。夜間や土日祝日も含め、365日対応可能な日本でも数少ない税理士事務所を運営している。
「個人の生活を豊かにする」をモットーに、毎日、節税・最新税制に関する情報を発信している。愛読書は『ドラゴンボール』。好きな食べ物はアイスクリーム。
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連載ひとり社長・フリーランス・副業会社員など「税金で損をしたくない人」必読!
漫画家
1983年生まれ。漫画家。介護離職して2年。「人生このままおわるのかな」と思いを馳せて訪れた摩周湖の湖面と空の美しさに「絵を描きたい」と心が動く。残りの人生は子どものころから抱いていた「漫画家になって本を出す」という夢を叶えるべく、漫画を描き始める。開業して1年弱で100点近くのイラストや漫画を制作。産むか産まないか悩む妊産婦さん向け小冊子漫画を制作。
分かりにくいことを漫画で分かりやすく伝えることが得意。人から好かれるキャラクター作りと綺麗な配色づかいが好評。好きな食べ物は明治北海道十勝カマンベールチーズ。
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