新規の顧客を獲得して売り上げをアップするためには、そのためのコストが必要になります。漫画に登場する美容院経営の「マル社長」も、かかってしまった費用の請求に大慌てですが、そんなときに活用できる制度があるのをご存じでしょうか? 本記事では、『【超完全版】マンガでわかる 手取り倍増!ひとり社長の世界一ゆるい節税』(KADOKAWA)より一部抜粋・編集して、著者のはたけ氏・なちぼぅ★氏が、販路開拓や生産性向上を後押ししてくれる「小規模事業者持続化補助金」について詳しく解説します。
Q.新しい顧客を増やしたい そのために活用できる制度はある?
A.資金の活用範囲が広い小規模事業者持続化補助金を検討
・小規模事業者対象の補助金制度
・50万円〜250万円の補助が受けられる
・補助金の使い道が広い
販路開拓や生産性向上を後押し
ひとり社長は、事業資金の調達を支援するさまざまな制度を利用できます。まずは小規模事業者持続化補助金(以下、持続化補助金)です。
これは小規模事業者(商業・サービス業は常時使用の従業員数が5人以下、宿泊業・娯楽業、製造業などその他の事業は常時使用する従業員数20人以下)が行う自社の持続的な経営に向けた販路開拓や生産性向上のための取り組みを支援する補助金制度です。
補助金を受ける流れは、まず経営計画書を作り、所管の商工会や商工会議所に提出します。審査した計画が採択されると交付が決定し、事業者であるひとり社長は計画を実行します。その後、支出内容を書類にまとめて提出すると、商工会や商工会議所の確定検査が行われ、補助金額が確定します。
それに基づき、ひとり社長は請求を行い、補助金が入金されます。また、補助金を受けた後に書類に効果をまとめて提出します。請求先が商工会や商工会議所であることから、会員以外は利用できないと思っている人もいますが、これらの会員でなくても補助金を申請することができます。
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個人専門税理士/ビジネス系インフルエンサー
1981年生まれ。個人専門税理士。ビジネス系インフルエンサー。Xのフォロワーは11.7万人を突破(2024年6月時点)。2008年に税理士登録の要件を満たしていたものの、サラリーマンとして10年以上の時を過ごす。その後、リモートワークの浸透とともに、今後の生き方を考えるようになり、40歳にして後悔しない人生を送ることを決意。2022年に税理士登録して独立開業。
開業を機に始めたSNSで、インボイス制度や電子帳簿保存法などを漫画で分かりやすく解説した発信が大反響を呼ぶ。現在は、千葉に拠点を置き、ひとり社長・個人事業主・フリーランス・副業している会社員の税務コンサルタントとして活動中。夜間や土日祝日も含め、365日対応可能な日本でも数少ない税理士事務所を運営している。
「個人の生活を豊かにする」をモットーに、毎日、節税・最新税制に関する情報を発信している。愛読書は『ドラゴンボール』。好きな食べ物はアイスクリーム。
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漫画家
1983年生まれ。漫画家。介護離職して2年。「人生このままおわるのかな」と思いを馳せて訪れた摩周湖の湖面と空の美しさに「絵を描きたい」と心が動く。残りの人生は子どものころから抱いていた「漫画家になって本を出す」という夢を叶えるべく、漫画を描き始める。開業して1年弱で100点近くのイラストや漫画を制作。産むか産まないか悩む妊産婦さん向け小冊子漫画を制作。
分かりにくいことを漫画で分かりやすく伝えることが得意。人から好かれるキャラクター作りと綺麗な配色づかいが好評。好きな食べ物は明治北海道十勝カマンベールチーズ。
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