(※写真はイメージです/PIXTA)

いつやってくるかはわからない親の死。日々の生活に追われてしまいがちですが、悔いの残らないようにしておきたいものです。本記事ではAさんの事例とともに、相続の事前準備について、社会保険労務士法人エニシアFP代表の三藤桂子氏が解説します。

明かされる真実

日記帳には以下の内容が記されていました。

 

退職金が出たので、知り合いに勧められアパート経営をしてみようということになった。1人でなにもすることがなかったので、アパートの管理(清掃)をしながら、いろんな意味で社会とのつながりになりそうだと決めた。

ただ、ローンもあり、団体信用生命保険に加入していないことから、もしかすると自分が亡くなったときに、息子に迷惑をかけるかもしれない。ただ、アパートは立地がいいところで、おそらく売却すると小さいながらも7,000万円相当になるといわれた。ローンが残ってしまって息子の負担になる可能性もある。

しかし残債が売却以上になることはないと聞いている。売却して差額は老後の足しにしてほしい。息子になにも残してやれなかったから、せめてアパートを引き継ぐなり、売却するなり、好きにしてほしい。

 

真実を知り呆然とするAさん。もっと早くにわかっていれば……。

相続には事前コミュニケーションが不可欠

そもそも親子のコミュニケーションがとれていれば、腰痛を悪化させることもなく、無理して働く必要のなかったAさん。

 

相続により引き継ぐものが負の資産であれば、相続放棄することもできますが、資産の本当の価値を知っていれば宝の持ち腐れになることもなく、そもそも父の想いをわかっていればと悔やまれます。

 

 

三藤 桂子

社会保険労務士法人エニシア

FP

 

 

注目のセミナー情報

【事業投資】1月13日(火)開催

トップ経営者が実践する節税方法を公開!
「即時償却による節税」×「想定利回り9.6%以上」×「手間なし」
無人運営コワーキングスペース「マイクロFCオーナー制度」の全貌

 

【国内不動産】1月17日(土)開催

建築会社だから実現する安定利回り6%・短期売却で30%超のリターン
東京23区で始める「土地から新築RC一棟投資」実践法

 

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

 

※プライバシー保護の観点から、相談者の個人情報および相談内容を一部変更しています。

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録