(※写真はイメージです/PIXTA)

人々が憧れるタワマン生活。しかし、実際の居住者には「そこに暮らさないとわからない」さまざまな悩みがあるようだ。実情を見ていく。

これから先、タワマン保有自体がリスクなのかも…

ちょっとした不満はありつつも、満足度の高い生活を送っているのかと思うと、実はそうでもないようだ。

 

「ズバリ、お金の心配があります」

 

鈴木さんが暮らすタワマンは、築年数が古く、管理費と修繕積立金がかなりの高額であり、数年後には大規模修繕を控えている。

 

「この場所を終の棲家にするかって? まさか、あり得ない。今後の維持管理費の問題もありますし、自分が高齢になったとき、ここで生活できるのかどうか」

 

一般的に、マンションは築12~18年ほどで大規模修繕をおこなう。タワマンも数年前から修繕ラッシュが起きているのだ。なによりタワマンは建物として建造されてきた歴史が浅いことから、今後、修繕にまつわる予想もしなかったようなトラブルが、起こらないともいいきれない。

 

想定以上の高額な費用がかかれば、修繕費用がかさみ、年々徴収される費用も高額になってしまう可能性は高い。

 

国土交通省『令和3年度 マンション大規模修繕工事に関する実態調査』によると、タワーマンションの大規模修繕では大規模修繕工事の1戸あたりの負担額は、「125万円〜150万円」22.0%、「150万円〜175万円」22.0%、「75万円~100万円」14.6%、「100万円~125万円」14.6%となっている。

 

この調査は5年に一度行われているのだが、前回調査の数字は「75万円~100万円」30.6%、「100万円~125万円」24.7%、「50万円~75万円」13.8%であり、費用が高額化していることが分かる。

 

「富裕層の方なら別でしょうけれど、私のような会社員レベルでは、そもそもタワマンを保有していることが将来的なリスクになるのではないか。そう思うと、早めに手放した方がいいのかな、と…」

 

不動産の保有もリスクはある。事情を鑑みながら、慎重な判断が求められるといえる。

 

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