為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、上昇しました。6月7日に発表された米国の5月の非農業部門雇用者数や賃金の伸びが市場予想を上回ったことで、米国の早期利下げ観測が後退し、円安米ドル高となったことに連れて、豪ドルの対円レートは上昇しました。また、18日に開催された豪州準備銀行(RBA)による金融政策決定会合において、政策金利の据置きが決定された一方、その後の声明で、利上げの可能性を排除しないことが示されたため、豪ドルの対円レートは上昇しました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、低下しました。6月5日に発表された豪州の2024年1-3月期の実質GDP成長率が市場予想を下回ったことで、豪州3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。期間半ばには米国の5月の非農業部門雇用者数や賃金の伸びが市場予想を上回ったことで、豪州3年国債利回りは一時上昇しました。しかし、12日に発表された米国の5月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、米国の早期利下げ観測が強まったため米国国債利回りが低下したことに連れて、再び豪州3年国債利回りは低下しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『ここ2週間の「豪ドル」は対円で上昇【解説:三井住友DSアセットマネジメント】』を参照)。
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