(※写真はイメージです/PIXTA)

株式投資で成功して、1億円の資産を築いてみたいですよね。足立公認会計士事務所代表の足立武志氏は、著書『お金偏差値30でも始められる 株式投資の教科書』の中で「1億円築く方法がある」と主張しています。それはどんなものでしょうか? 方法を本書から紹介します。

株式投資で1億円! 「億り人」になれる人・なれない人

最近、様々なところで「1億円」というキーワードを目にします。1億円といえば思いつくのが「億り人」。投資で1億円の資産を築いた人のことをこう呼びます。皆さんの周りには、億り人はいますか? 自分で言いふらす方は少ないので、本当は周りにいるかもしれません。でも「知らない」「見たことない」という方がほとんどだと思います。


筆者の周りには、億り人が何人もいます。株式投資で1億円を築き上げることは決して不可能ではないということを、まずは知っておいていただきたいと思います。

億り人を目指すために (1)タネ銭を増やす

一つ問題を出します。投資資金10万円の人、100万円の人、1000万円の人がいます。この中で一番「億り人」になる可能性が高いのはどの人でしょうか? 当然、1000万円の人ですよね。1000万円の投資資金が10倍になれば1億円を築けます。一方、100万円の投資資金の人は、100倍にしなければ1億円にはなりません。10万円の投資資金の人が1億円を築くには1000倍にすることが求められます。


しかし、いくら大きな利益が期待できる株式投資だからといって、資金を100倍、1000倍に増やすことは現実的ではありません。もちろん、1000万円を貯めてから株式投資をしなければならない、ということではありません。10万円でも100万円でも、まずは始めた方がいいです。その後、タネ銭を追加していくことにより、目標により近づいていくようにしましょう。


投資資金100万円なら1億円まで100倍ですが、200万円なら50倍、500万円なら20 倍で1億円です。筆者はタネ銭を最終的に1500万円まで入れましたが、こうなると7倍で1億円にできますから、十分射程内に入ります。タネ銭は多いに越したことはありません。無理のない範囲で、段々とタネ銭を増やしていってください。

億り人を目指すために (2)バブルを徹底活用する

資産を短期間で大きく増やすためには、バブル相場を徹底的に活用することが大いに有効です。「バブル」と聞くと、何だか危ないイメージを持つ方もいると思います。それはバブルの終盤で高値掴みをして、かつ損切りしないで放置した結果、株価が急落して塩漬けになった方が多くいたからです。

 

バブル相場のできるだけ初動に乗り、しっかり利益を伸ばし、かつ損切りや売却のタイミングをしっかり把握して売買ルールを守る、ということを徹底すれば、大きく資産を増やすことも十分に可能です。バブル相場の規模や期間にもよりますが、正しいやり方で取り組めば、1回のバブル相場で資産を2倍、3倍程度に増やすことは難しくありません。


しかし残念ながら、ほとんどの個人投資家はバブル相場を活かすことができず、少しの利益しか得られないか、逆に損失を被ってしまうのです。バブル相場を活用するための大前提が「正しいやり方」で株式投資をすること。そのためには、今からしっかりと株式投資について学んでおくようにしてください。

次ページ億り人を目指すために (3)インカムゲインよりキャピタルゲイン

※本連載は、足立武志氏による著書『お金偏差値30でも始められる 株式投資の教科書』(扶桑社)より一部を抜粋・再編集したものです。

お金偏差値30でも始められる 株式投資の教科書

お金偏差値30でも始められる 株式投資の教科書

足立 武志

扶桑社

楽天証券の投資情報メディア「トウシル」で人気連載を持つ著者が伝授。 投資でお金をしっかり増やせる人になるために、新NISAが始まったいまだからこそ読みたい株式投資の教科書。 2024年2月22日、日経平均株価がそれまで…

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