(画像はイメージです/PIXTA)

本記事は、松本美登里氏の著書『生きるって楽しい! 新感覚のアイデンティティ』(幻冬舎メディアコンサルティング)より抜粋したものです。

自己否定から解放で「人生が大逆転」

ある女性の体験ですが、幼い頃母親を亡くし突然新しいお母さんと暮らすことになりました。彼女はお母さんから疎外され愛の不足感を持ったまま大人になり、家庭を持ちます。

 

父親も大嫌いだった彼女は愛の欠乏感がベースですから、夫ともうまくいかず、離婚を考えていたときにこのシステムを知りました。彼女は自分の娘を愛せないという苦しみの中にもいました。

 

そんな彼女が勇気を持って、なぜこんなに苦しいことばかりなのかと、システムを使って自分の人生に進入していったのです。

 

そして「なぜ」という疑問を一つひとつ解いていったとき、「誰も悪くなかった。自分も含めみんなそうとしか生きられなかったんだ」と心底理解できました。

 

自分には愛がないという自己否定から解放された途端に彼女の人生は大逆転していきます。

 

まず夫との関係が大きく変わったことで中心軸ができた彼女の周りの関係性──父、母、親戚、そして娘、全てが劇的に変わってしまったのです。さらに今までやったことがない、飲食店を開業するというおまけまで付いてきました。

 

自分を中心にそれぞれが不幸を絵に描いたような家族が、彼女一人が本当の自分を知り”生き”始めたことで命を吹き込まれたように変わっていったのです。

 

お店は、彼女と夫の夫婦の姿が素晴らしいと、協力者がどんどん集まり実現したもので、取材なども受け順調な営業を続けています。

 

家庭や会社、社会のさまざまなシーンに一人、完全に自分を認めて愛することができるようになった人がいるだけでその場は変わる。

 

人間にはその力があるのだと確信しています。

 

私たちはシステムで、目に見えない人間の意識を解き明かしました。この人間の意識の部分というのは、量子レベルで関連し合っているととらえています。

 

ご存じのとおり、人体を含めてこの世のあらゆる物質は原子からできています。量子とは、原子やそれを形作る電子、陽子、中性子などの物理学におけるさまざまな物理量の最小単位を表しています。

 

私たちのシステムは、人間の意識、感情を体系的に組み立て、テクノロジーとして操作する方法を解明したのですが、感情や出来事が対消滅する現象が必ず起こるのは、この量子レベルの動きと連動していると考えています。

 

私は量子や科学の専門家ではないので、これ以上のことは控えますが、意識の分野の話をスピリチュアルのようにとらえる方もいる一方で、最近では脳科学や量子力学の観点から解明していこうという動きもあります。

 

システムの正確さは、数多くの実践者、体現者により証明されています。それほどの数の方が、自分を知り、現状から解放され、人生を再創造していっているのです。

 

それが何よりの証明ではないでしょうか。

 

私は「科学はあとから証明してくれる」と確信しています。

 

 

松本 美登里
株式会社ミロス・インスティチュート代表取締役

※本連載は、松本美登里氏の著書『生きるって楽しい! 新感覚のアイデンティティ』(幻冬舎メディアコンサルティング)より抜粋したものです。

新感覚のアイデンティティ

新感覚のアイデンティティ

松本 美登里

幻冬舎メディアコンサルティング

職場での人間関係、家族の不仲、金銭問題、体調不良……、人生なんて楽しくない――そんなふうに思っている人は多くいます。つらかった過去の経験を見つめ直すことをちゅうちょする人もいると思います。 本書では著者が開発…

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