米国株のソフトランディングは本当に見込めるか
さて、話を米国株に移すと、ダウ平均は4万ドルをつけ最高値を再びとってきたが、利下げ期待に支えられたものであると前述した。その米国の利下げだが、決して「万能薬」ではない。
米国株は経済指標が相次いで悪化するなかでの高値更新、すなわち「不景気の株高」である。5月16日の米国株市場で業種別パフォーマンスを見ると、上昇したのは「生活必需品」のみ。市場の「中身」も全力でディフェンシブ・シフトが鮮明だ。
今後は利下げのタイミングや効果と景気悪化との綱引きになる。市場ではソフトランディングを見込む声が多い。おそらく、そうなるだろうが、市場はナイーブである。なにかの拍子に「ソフトランディング、危うし」との懸念が高まれば、米国株も急落する可能性はおおいにある。なんといってもバリュエーションが高すぎるからである。
日本株は依然として「内憂外患」の状況であり、その度合いは日増しに悪化している。投資スタンスは「戻りは売り」を継続である。
広木 隆
マネックス証券株式会社
チーフ・ストラテジスト 執行役員
【注目のセミナー情報】
【事業投資】8月19日(水)オンライン開催
「信頼と安心」のブランド力を活かした
『ECCの個別指導塾ベストワン』という選択
【事業投資】8月22日(土)オンライン開催
ドバイ発「ダイヤモンド事業投資」の最新事情
原石から製品まで一貫管理の独自スキームを公開
【関連記事】
■月20万円もらえるはずが…45歳・サラリーマン「ねんきん定期便」に抱いた違和感。「年金ルール」知らずにそのまま20年…65歳で受け取ることになる年金額に唖然「何かの間違いでは?」
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

