5月10日の日経平均株価は、前日の米株高の流れを引き継ぎ高く寄り付くと、一時は前日比600円超上昇する場面もみられました。もっとも、買い一巡後は利益確定や戻り待ちとみられる売りに押され、指数は上げ幅を縮小、前日比155.13円高の38,229.11円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが154銘柄、値下がりが68銘柄、変わらずが3銘柄。
日経平均株価の寄与度は、上位が、ダイキン工業〈6367〉、コナミ〈9766〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、第一三共〈4568〉、バンダイナムコHD〈7832〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、SCREENホールディングス〈7735〉、TDK〈6762〉、東京エレクトロン〈8035〉、トヨタ自動車〈7203〉、NTTデータ〈9613〉となりました。国内では決算発表が大詰めを迎えるなか、寄与度トップのダイキン工業とワーストのSCREENホールディングスは、いずれも昨日の取引後に決算を発表。内容を受けて明暗が分かれています。
また、東証プライム市場の売買高は23億2,000万株、売買代金は5兆3,172.14億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、海運業、石油・石炭製品、金属製品、その他製品、鉱業などが上昇した一方、パルプ・紙、輸送用機器械、その他金融業、電気機器、鉄鋼などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が日新〈9066〉で+700円(+22.62%)の3,795円、2位がセレス〈3696〉で+400円(+22.33%)の2,191円、3位がリログループ〈8876〉で+281円(+20.03%)の1,684円となりました。
一方、値下がり下位は、1位が西武ホールディングス〈9024〉で-304.5円(-12.93%)の2,050円、2位が沖電気工業〈6703〉で-150円(-12.85%)の1,017円、3位が大日本塗料〈4611〉で-163円(-12.79%)の1,111円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは151銘柄、年初来安値を更新したのは43銘柄でした。
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