これを質問すれば、必ず加点が稼げる!2つの質問切り口
では、何を聞くのがよいのか? 心掛けていただきたいのは、相手企業の「課題」もしくは「魅力」をあぶり出す質問をすることです。
私は常々、エグゼクティブの皆さんに「商談のような面接をしてください」という話をしています。
応募先企業には、あなたのような幹部を採用したい理由としての、何らかの「課題」や「テーマ」があります。面接で会話すべきは、あなたの自己紹介ではなく、今回、募集しているポジションの人に何を解決して欲しいかについての確認・すり合わせと解決策についてです。
この「課題」や「テーマ」についての確認・すり合わせと解決策についての「商談」話を面接中にできていたならばOKですが、企業によっては限られた面接時間の中であなたについての情報収集で終わってしまったという場合もあるでしょう。
そのようなときこそ、最後の質問タイムで「課題」についての確認を切り出し、それに対してあなたがどのような解決ができうるかを話す。この話ができているかどうかで、相手企業があなたに感じる可能性の度合いは大きく変わるのです。
相手企業の「課題」を質問であぶり出し、それに対してあなたが解決できる人材であることをさりげなく念押しアピールする。実はここであなたへの評価が180度変わることも少なくありません。「この人、やってくれそうだな」。次のステップに進むか否かが、最後の質問タイムで変わることがある。ぜひ、ご記憶ください。
面接中に「商談」が十分にできていたなら、その場合の最後の質問は、相手企業の「魅力」に関することがオススメです。
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)に関する部分での追加・深掘り質問や、あなたが感じている応募先企業の魅力にまつわるところでの深掘り質問で、相手の「魅力」を俎上に載せて、それに対してあなたが共鳴していることを相手に印象付けるのです。
こちらは、せっかくの機会に加点、ボーナスポイントを稼いでおくアクションとなります。最後の質問タイムで時間が使えるようであれば、ぜひ付加ください。
最後の質問コーナーの出来次第で選考結果も変わる
面接は、メインの時間中での企業側からあなたへの質疑応答だけが勝負ではありません。一見、おまけ・のりしろのように思われている「最後の質問コーナー」もあなたの価値をアピールする非常に重要な時間です。
意図と狙いをもって、面接の最後の数分〜十数分を過ごすことで、選考結果が大きく変わり得る。現在、面接に臨んでいらっしゃる皆さんには、ぜひともご記憶頂ければと思います。
井上 和幸
株式会社 経営者JP
代表取締役社長・CEO
注目のセミナー情報
【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション
【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
