経営者・上司が踏み出すべき“SNS”で結果を出す「第一歩」
私もSNSのことはまったくわからなかったので、鈴木※と話していくうちに「人ってこういうところでワクワクして楽しむんだな」ということが見えてきました。
※2021年の1月にSNS担当として筆者の経営する企業へ入社し、これを機にSNS戦略が上向いた。
また、自分自身でも他人の動画をたくさん視聴して、面白いものを見つけると、「なんでこの動画が面白いと思ったのだろう」と考えるようになりました。この発想が動画を作る際のヒントにつながるのです。
私自身、動画に出る演者側なので、どんな表情で動画に出るといいのか、声の強弱やトーンをどうすると受けがいいのかという感覚に自然に成長してきました。
「会社でSNSをやるのだったら経営者が全員動画に出るべきだ」とまでは思いませんが、出ないのだったらSNSに取り組んでいる社員に対してそれなりのフォローをしてあげる気持ちは持つべきだと思います。
経営者や上司側が歩み寄って、同じ目線で密接に絡む努力をすることが、SNSで結果を出す第一歩です。経営者の立場からしても、SNSを開始してどんな形で会社のお金が使われているのか気になるはずだと思います。そうなるとガッツリ一緒に取り組みたいと考えるのではないでしょうか。
最初のうちはしっかり参加してくる経営者もいるけれど、時間が経ってくると「後はやっておいて」といって社員に任せてしまう人も多くいます。
しばらくして「なんで数字が伸びないの?」など上から目線で言ってきて、「結果が出ないからこの事業はやめよう」ということになるのです。せっかくアカウントを開設して頑張って動画を更新していたのに半年も続かないで終わってしまうケースが本当に多い。
最後まで経営者は社員と一緒にいなければならないのです。SNSは継続力が勝負を分ける世界です。
ただ、経営者として継続力があるのは正解かどうかは微妙かもしれません。経営者は時には早い決断が必要と言われます。事業的に展望が見込めなかったら素早く撤退することも重要です。その点私は真逆で、淡々とSNSを続けてきました。「自分たちならきっと成功できる」と信じて継続してきたのです。
うまくいったからこんなことが言えるのでしょう。「勝てば官軍」です。もし失敗していたら、決断せずにダラダラと同じことを続けたからダメだったんだということになっていたはずです。
長野 雅樹
株式会社リンクロノヴァ
代表取締役社長
鈴木 啓太
株式会社リセンダー
社員
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