画像:PIXTA

旅するように働き、稼ぐ。リゾート地での仕事を通じて、そんな生活を満喫する人たちがいる。サラリーマンを卒業して精神的に豊かな暮らしを取り戻した人、勤務したリゾート地が気に入って移住してしまった人。リゾート地での仕事を転々としながら日本一周を目指すインフルエンサー。旅するように働く人たちの形は様々だ。この連載では、リゾートバイトを通じて精神的にも金銭面でも豊かな生活を目指す人たちを紹介していく。第八回目は、社会人経験からリゾートバイトを経て、念願の宿泊業で正社員になり、副支配人にのぼりつめた47歳の男性を紹介する。

総支配人「正社員にならないか」

3年半ほど旅館で働いたあと、総支配人から「正社員にならないか」と誘いをうけました。旅行業界で働くのが生きがいだった松尾さんにとって、願ってもない話でした。快諾したあとはパート、契約社員を経て、正社員に採用されました。

 

仕事ぶりが評価されて昨年、「実質的な責任者として旅館を切り盛りしてくれ」と言われ、深山桜庵の副支配人に昇格しました(2024月2月時点。4月から支配人へ)。

 

 

松尾さんはリゾートバイトの経験で得られたことについて「現場を経験できたからいまの自分がある」「お客様に喜んでもらう仕事が楽しく、人に優しくなれた。人をどうまとめるか、どう黒字を出していくかのヒントにもなっている」と話します。

 

「以前の仕事は、ほとんど休みがなく、つらいことが多かった。時には心が荒むこともあり、人に優しくするどころではなかった」という、松尾さんならではの感想かもしれません。

好きな仕事なら苦痛ではない、現場経験を糧に

副支配人を務める深山桜庵は従業員70人以上の大所帯。施設の運営に携わるいまの立場でも、リゾートバイト時代のタイムセールスなどの経験をいかして、現場にアドバイスすることがしばしばあります。

 

「自分は小さなバーの経営を経験したが、そのときの従業員は5人くらい。まったく規模が違うが、バーの経験やリゾートバイトの経験をいかして成功させたい」。松尾さんは、やる気に満ちています。

 

インタビューの最後に、松尾さんに観光や宿泊業の仕事をする人たちに対するメッセージをお願いしたところ、こんな答えが返ってきました。

 

「ホテルや旅館は接客が好きではないとしんどい仕事。苦労もあるが、好きなら苦痛にはならない。ひとまず好きな仕事だと思って一生懸命やってみたらどうだろうか」。

 

好きこそものの上手なれ。松尾さんの経験に学ぶことは多いように思いました。

 

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