(※写真はイメージです/PIXTA)

日本人の60歳までの平均生涯賃金は、大卒・大学院卒でおよそ2億4,000万円です(ゴールドオンライン調べ)。就業から定年退職までの約40年間、平均して年収600万円の計算となりますが、この金額で老後資金まで蓄えることは可能なのでしょうか。

「金を購入」するワケ

34歳の増田さん(仮名)は、定期的に金を購入しているそうです。

 

「iDeCoとか新NISAとか、『税金がかからないからやらないと損だ』と言う人もいますけど、“やらないと損”なんて言われると、なんだか恐くないですか? 特にiDeCoは、20年も取り出すことができないわけですし。ビットコインなんてよくわからないただの文字列が何千万円にもなっちゃう時代なんで、20年も先には、何が起きるかわかりません。とはいえ銀行に預金していても、同じようにどうなるかわからないので、金を買っています。インフレにも強いと言いますし」

 

金価格の下落リスクは恐くないのでしょうか。

 

「金の価格はゼロになることはないし、下落しているときには“今は安くなってる”と考えて、買う量を増やしています。経済危機が起こると金価格は上がる傾向にあるし、将来的に消費税が上がることを考えると、貯金のかわりに金を買っておくことで得する気がしています」

持ち家。プラス年金でなんとか…iDeCoも検討

42歳の高梨さん(仮名)は、持ち家を購入しているので、老後は年金でなんとかやっていけるのではないかと考えています。

 

「ローンはあと10年、なんとか返せそうです。やっぱり一軒家はいいですよ。家さえあれば、節約すれば年金でなんとかなるでしょう。子どもも自立していくわけだし。夫婦で月20万円くらいはもらえると思いますから。あとは“無駄”とも言われる医療保険にもちゃんと入っているし、不測の事態はそう起きないと思います」

 

ローンがあと10年ならば、その後、貯蓄もできるのではないでしょうか。

 

「できるかもしれませんが、子どもの教育費と親の介護費を考えると、どれだけできるかは、ちょっとわからないですね。65歳まで働くとすると、ちょうど12年ですか。月10万円貯めたとして、1,440万円。2,000万円には足りないですけど、年金プラスそれくらいあれば、まあ、なんとかなるのではないでしょうか。ローンが終わったら、iDeCoにでも入れておいて70歳くらいまで運用させときますよ。少しは増えるでしょう」

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