家庭や人間関係において、自分以外のことばかりを優先し、自分のことが後回しになる、という経験をしてきた人も多いのではないでしょうか。しかし、60歳を超えた残りの人生は、これまでできなかった分、自分ごとを優先する人生を送ってほしい。そんな思いが詰まった、エッセイストの草野かおる氏の著書『60歳からは「自分ファースト」で生きる。』より、今よりちょっと「心地よい生き方」ができるマインドセットを見ていきましょう。
人間関係で悩まない老後にするために…「嫌いな人」との付き合い方で“絶対にやってはいけないこと”【60代の人気エッセイストが助言】
人間関係で悩むのはやめよう
嫌いな人や苦手な人は、学校でも、職場でも、ご近所でも、ママ友でも、親戚でも、なぜかいました。世の中は、そうできているのです。
嫌いな人と、どうやって付き合っていけばいいのだろう……。私も、嫌いな人がいるときはそんなことばかり考えていました。
相手のことばかり考えていたら、自分のことは後回しになってしまいます。人生の時間を無駄遣いしてしまいます。
もともと嫌いな人のために……どう思われても何を言われても、自分の人生は紛れもなく自分のものだというのを思い出しましょう。
人間関係で悩むのをやめましょう。「自分ファースト」です。人のことより、もっと自分優先でいいんです。さあ、気合いを入れて
「よっしゃ、仕切り直すか!」
気の進まない付き合いはやめる
昭和の時代は社員旅行、運動会、歓送迎会、飲み会は強制参加でしたよね……たまたま職場が一緒だっただけで、仲良しを強要した時代。今はそんな常識、ありません。同窓会のお誘いも、楽しみな人もいれば、気が重い人もいます。同窓会で顔を合わせたくない人がいる場合は、行かないことを選択するのは自然なこと。昔話は楽しいけれど、そこからは何も始まらないと思ったら、断ってもいいのです。
付き合いが悪くても、後ろめたく感じる必要は、ありません。