「潜在能力×こよなく愛するアニメ」で才能が開花
当時、とあるアニメの新シリーズがリリースされたタイミングで、タクミさんはその作品の特定のキャラクターについてファンの反応を分析することになった。
社員の間で「どうせならアニメに詳しい人にやらせたほうがよいのではないか」と、タクミさんをチームに加えようという話が持ち上がったのだ。
それまでは、人に言われたとおりにソースコードを書くことが仕事だったタクミさん。「あいつにマーケティング分析なんてできるのか?」と心配する声もあったが、声をかけてみると本人もまんざらでもなく、試行的にアサインされることになった。
マーケティング分析をするにあたって、タクミさんはまず当該作品に関するフォーラムやSNSで、ファンが共有するキャラクターのイラストや物語の考察を追いかけた。
特に注目したのは、人気のあるキャラクターの特性やファンが求める物語展開だ。ファンの好みも一定ではなく、どうやら時間とともに変化しているらしい。また、キャラクターの特性によって人気に差が出ることも改めて理解できた。
その後、順調に分析を進めていると、ふと、クライアントが自社の製品やサービスに関する類似データを活用していないことに気づいた。そこで彼はチームのメンバーに、マーケティング効率を大幅に向上させるためのデータ分析を提案。自身のアイデアをサービスとして確立したのであった。
マイナスイメージから一転、“オタク気質”はタクミさんの「強み」に
「好きなものをとことん愛す」という“オタク気質”は、他のチームメンバーにない彼独自の視点であった。結果として、彼がアサインされたことでチームは革新的なビジネスモデルを生み出すことに成功。いままで水面下にあった彼の才能が仕事として結実し、最終的にクライアントからも大きな評価を得たのであった。
これをきっかけに、会社はマーケティング効率が飛躍的に上がるサービスを他のクライアントにも積極的に提案するようになった。
タクミさんは当然社内で評価されるようになったが、やがて「自分がもっとワクワクできるテーマを自由に選びながら、自分のアイデアをサービスとして拡大したい」と独立を決断。会社から離れ、フリーランスとして自らビジネスを立ち上げることになった。
注目のセミナー情報
【国内不動産】6月1日(土)開催
実質利回り15%&短期償却で節税を実現
<安定>かつ<高稼働>が続く
屋内型「トランクルーム投資」成功の秘訣
【事業投資】6月6日(木)開催
年利回り換算7%+売却オプション付き!
全契約「想定利回り以上」の実績(過去9年間)
「低リスク」&「安定収益」を実現する
100%投資型「幼児教室・ベビーパークFC投資」