非正規雇用者の現状
総務省『労働力調査 2023年(令和5年)平均結果』から、非正規雇用者の現状をみていきましょう。
同調査によると、2023年の雇用者は6,076万人。前年比で22万人増えています。そのうち役員を除く正社員は3,615万人で前年比18万人増、非正規社員は2,124万人で前年比23万人増という結果となっています(図表1)。
非正規雇用の年齢別の推移は図表2のとおりですが、図表3をみると、正社員としての仕事がなくて非正規雇用で働いている人(不本意非正規雇用)の割合は年々減少傾向となっていることがわかります。2023年における不本意非正規雇用の割合は、非正規雇用労働者全体の9.6%で、10年前の2013年と比較するとおよそ半数近く減っています。
つまり、自ら非正規雇用者でいることを選んでいる人が増加しているのです。
さらに、非正規雇用でいる理由として多いものを順番に並べると、
・「家計の補助・学費等を得たいから」18.3%
・「家事・育児・介護等と両立しやすいから」11.2%
という結果が出ています。
10年前の2013年と比較すると「自分の都合のよい時間で働きたいから」という割合は10.5%も増えているのです。つまり、この10年間で、「仕方なく非正規社員でいる人」は大きく減り、一方で「あえて非正規社員でいる人」は大幅に増加していることがわかります。
特に増加幅が多いのがちょうど斉藤さんと同じ年代の20代。なかでも、20代前半では18.0%増、20代後半では11.5%増となっています。
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