就職面接では、採用担当者が知りたいと思っている情報を質問から汲み取り、適切な回答をする必要があります。そこで本記事では、東京エグゼクティブ・サーチの代表取締役社長・福留拓人氏が、面接でよく訊かれる5つの質問を取り上げ、面接で“落ちる”人がしてしまいがちな回答例について解説します。
採用担当「ほかにどこを受けていますか?」就活生「御社だけです!」→不採用…面接で落ちる「NG回答」とは【キャリアのプロが解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

よくある質問と落ちる答え:その3

Q. 志望動機は何ですか?

A.インターネットから抜粋した内容を語る

 

ネットから引用してきた文章は不思議なものですぐにわかりますし、候補者本人のオリジナリティがまったく感じられず、言うまでもなく印象がよくありません。

 

ここでも人事担当者は、先ほどと同じく熱意と志望度と理解度を見ています。候補者がその会社を選んだ理由や感じた魅力を担当者に伝えるのはなかなか難しいものです。企業のホームページや会社案内には、その企業が大事にしている「何か」が書かれているはずですので、それを丸写しではなく、深く読み取って志望動機に結び付けてみてはいかがでしょうか。

 

求人票、会社案内、リクルーティングサイト、経営者インタビューなどから重要なキーワードを見つけて、それを自分に印象づけるような手法はアリだと思います。このような努力をすれば志望動機は企業に伝わるのではないでしょうか。

よくある質問と落ちる答え:その4

Q. 自己紹介をしていただけますか?

A.ダラダラと長く話す

 

この質問は面接だけでなく、いろいろな局面で聞かれると思います。ですから、もし迷ったら1分で話せるように普段から練習しておくとよいでしょう。なぜならこの回答にはコミュニケーション能力がストレートに影響するからです。

 

もちろん明るく元気に歯切れよく話せればよいのですが、このあたりは苦手な人もいると思います。よく見かけるのは緊張すると舞い上がってしまい、何を言っているのかわからなくなる人です。沈黙してしまうというよりは話し過ぎてしまうケースが多いようです。

 

一生懸命話しているのはわかるけれども、話が飛んだり混線したりして内容が伝わりません。かつて「言語明瞭 意味不明」と揶揄された総理大臣がいましたが、面接の席がそのような状況になってしまいます。そうなると候補者も自分の失敗に気付くので、次回の面接に影響が及び、さらなる失敗を呼び込んでしまう可能性があります。

 

自己紹介というのは、面談の場をほぐすために多くの企業で最初に質問されます。ですからパターン化して1分くらいの文章を日常的に用意しておくとよいのです。話すのが苦手な人は暗記してしまってもよいでしょう。

 

コミュニケーションが得意な方はアドリブでもかまいませんが、いずれにしても言いたいことが伝わるように準備しておきたいものです。