(※写真はイメージです/PIXTA)
本記事は、フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社が2024年2月29日に配信したレポートを転載したものです。
高配当株への分散投資を検討する余地も
ここで米国企業の純利益総額を集計してみると、2023年後半にはマグニフィセント・セブンが利益成長の押し上げに大きく寄与してきたことが分かります(図5)。一方、2024年にはマグニフィセント・セブンの利益成長は徐々に鈍化に転じると見込まれ、2024年後半以降はその他の米国企業に業績の主導役がシフトすることが予想されています。
2024年には企業収益回復に伴って、これまで出遅れてきたセクターにも見直しが広がる可能性があります。米国株の集中リスクを回避する観点から、割安感のある高配当株への分散投資を検討する余地もありそうです(図6)。
(※)本レター中での個別銘柄への言及は市場の理解を深めるためのものであり、特定の銘柄の売買推奨等を行うものではありません。
和泉 祐一
フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社
シニア リサーチアナリスト
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フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社
シニア リサーチ アナリスト
日本証券アナリスト協会認定アナリスト
日系運用会社に入社後、日系大手証券会社、シンクタンクなどを経て、約20年超にわたり一貫して海外経済および不動産市場の調査・研究業務(エコノミスト、ストラテジスト、研究員)に従事。2013年にレッグ・メイソン・アセット・マネジメント(現フランクリン・テンプルトン・ジャパン)に入社。米国や豪州、ブラジルなどをはじめ世界の投資環境に関する情報提供を担う。
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