3月12日の日経平均株価は、朝方から売り優勢でスタート、一時前日500円超の下げ幅となりました。しかし、日銀植田総裁の参院財政金融委員会での姿勢がハト派と受け止められてか、午前11:00ごろ為替が円安方向に向かうと、日経平均株価も下げ幅を縮小する展開に。結局、前日比22.98円安の38,797.51円とほぼ横ばいまで戻して取引を終えましした。38,500円近辺にある25日移動平均線が、どの程度強固な下支えとなるかが注目です。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが99銘柄、値下がりが124銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、KDDI〈9433〉、中外製薬〈4519〉、三井物産〈8031〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、ダイキン工業〈6367〉、アドバンテスト〈6857〉、信越化学工業〈4063〉、TDK〈6762〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は18億2,900万株、売買代金は4兆7,860.36億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、パルプ・紙、ガラス・土石製品、繊維製品、石油・石炭製品、化学などが上昇した一方、銀行業、保険業、卸売業、精密機器、その他製品などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がFast Fitness Japan〈7092〉で+150円(+16.69%)の1,049円、2位がセック〈3741〉で+700円(+14.77%)の5,440円、3位が北越コーポレーション〈3865〉で+192円(+11.86%)の1,811円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がさくらインターネット〈3778〉で-1,000円(-15.11%)の5,620円、2位がそーせいグループ〈4565〉で-153円(-8.82%)の1,582円、3位がブロードリーフ〈3673〉で-47円(-8.08%)の535円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは37銘柄、年初来安値を更新したのは33銘柄でした。
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