誰もが知る「超有名不動産」への投資も夢ではない
デジタル証券向けの取引所「START」では、1日の制限値幅が±5%と定められました。株式市場よりも小さいとはいえ、3日連続でストップ高となれば+15%でもあります。これは、原則として安定した運用資産でありながら、強い需給があれば、それなりに儲けられることを意味しています。
現在、デジタル証券では、「鑑定評価額と同等または低い値段で仕入れることができた物件で、分配金水準が3%以上の商品」がスタンダードなものとして発行されています。
しかし、今後は需給での値上がりも期待できるとなれば、分配金水準が仮に1%以下であったとしても、取引市場での値上がり期待が持てるのであれば、十分に魅力的といえる商品が考えられます。
高い利回り水準や発行時の物件価格を気にしない商品開発ができれば、麻布台ヒルズ、あべのハルカス、スカイツリー、リッツカールトンなど、誰もが知っている超有名不動産に、個人が投資することも夢ではありません。
また、STARTのマッチングシステムは、「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」のクラウドサービスを利用しています。決済は証券会社間の相対で行われ、売買契約締結日の2営業日後と、まだまだアナログ感、インフラ構築途上感が残ってもいます。
今後、ブロックチェーンとの連携が実現していくとすれば、ステーブルコインなども活用して、約定と同時に決済されたり、もっともっと効率的な取引プラットフォームとなるかもしれません。
どんどん進化するデジタル証券から、目が離せません。
三好 美佐子
Hash DasH株式会社
取締役
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