「現金出納帳の残高」が「実際の残高」と合わなくなった!
◆個人の財布が関係するかどうかで処理のしかたが変わる
現金の入出金では、帳簿の記録と実際の金額が合わないことはしばしば出てきます。これは、途中で人の手が入るため、しかたのないことかもしれません。
そういった場合には、まず原因を確認します。原因は、「個人の財布が関わっているかどうか」で、大きく2つに分けることができます。
原因に応じて、それぞれの処理を行ってください。
①個人の財布からの補充や個人の財布への支払いのなかでの、記録もれや記録ミスの場合は、事業主勘定で処理。
②代金をもらいすぎたりお釣りを渡しすぎたり、個人の財布が関連しない記録もれや記録ミスの場合は、「雑収入」「雑損失」勘定で処理。
◆現金出納帳の残高と実際の残高が合わないときの入力方法
★個人の財布のやりとりに関する入力もれ
11月1日に個人の財布からレジスターに1万円補充したが、記録がもれていた場合(図表3)
11月1日に金庫から500円を個人の財布に入れたが、その記録がもれていた場合(図表4)
★代金のやりとりに関する入力もれ★
2,000円札でお釣りを渡したつもりが、間違えて5,000円札を渡していた(差額は返してもらえない)場合(図表5)
4,000円のお釣りを渡すべきところ、3,000円しか渡さなかった(返そうとしても、お客様と連絡がつかない)場合(図表6)
レジの現金と帳簿の現金残高が10円合わず、原因はおそらく紛失である場合(図表7)
小林 敬幸
税理士、ファイナンシャル・プランナー
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