(※写真はイメージです/PIXTA)

もはや日本人の国民食といってもいい「ラーメン」。本記事では、総務省統計局『家計調査(二人以上の世帯)都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり支出金額、購入数量及び平均価格』(2023年)のデータを参考に、様々な角度からラーメンについて検証していきます。

「ラーメン店の跡地にラーメン店が建つ」驚きの真実

「あの店、なくなっちゃったのか…」という経験はあるでしょうか。さらにいうならば、「えっ、ラーメン屋の跡地にラーメン屋できた!?」と不思議に思った経験はありますか?

 

実はラーメン店の戦略が関係しているかもしれません。

 

■フランチャイズラーメン店の驚愕

 

資産形成の手段として不動産投資や株式投資は有名ですが、そのほか「フランチャイズ」という選択肢もあります。ざっくばらんにいうと、フランチャイズ本部と契約をして店のオーナーになり、加盟金をもらう投資手法です。コンビニやコインランドリーは特に有名ですが、実はラーメン店でも同様の投資が可能です。

 

フランチャイズで重要になるのは兎にも角にも「店の売上」。ラーメンプロデューサーの藏本猛Jr氏は、書籍『誰も知らなかった ラーメン店投資家になって成功する方法』のなかで、下記の事実を記しています。

 

“もしも売上が目に見えて下がり続けているときは、思い切って看板を変えることを提案しています。同時にメニューも変えてしまいます。すると、いきなり売上が上がります。なじみのお客さまは店長やスタッフの顔を覚えていますから、「ああ、リニューアルしたんだね」とお店側が事業を大事にしている印象を持ってくれますし、長いこと遠ざかっていたお客さまや遠目に見ていた人たちからすれば、「あ、店が新しくなった」という印象を持ちます。“『誰も知らなかった ラーメン店投資家になって成功する方法』(合同フォレスト株式会社)

 

ラーメン店は全国に約1万8,000店。各々が「これだ!」という味を求め、しのぎを削っています。

 

新規参入が相次ぐなか、経営を断念せざるを得ない店も多く存在しているのも事実。激戦市場である以上、単品価格を値上げするのが難しいなかで、家賃などの固定費に苦しめられる店は少なくありません。上記の例は、重要な生存戦略のひとつなのです。

 

レッドオーシャンのラーメン市場。美味しく食べ続けることが、消費者のできる応援といえましょう。

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