(※写真はイメージです/PIXTA)

普段、ちょっとしたことに違和感を覚えることもありますよね。経営コンサルタントの平野薫さんは、「そんなときに疑問を数字で解き明かすと日頃から数字で考える習慣が身に付き数字に強くなる」と言います。平野さんの著書『なぜコンビニでお金をおろさない人はお金持ちになれないのか?』(ダイヤモンド社)では、世の中にある身近な疑問の数々を解き明かしています。今回はその中から、お金の話をピックアップ。買うべきマヨネーズについて紹介します。

鮮度の観点からも大容量を買うべきではない

更に食品でいうと、鮮度の観点からもあまり大容量のものはオススメしません。現在マヨネーズの賞味期限はチューブタイプのもので10~12ヶ月となっています。それだけの期間があれば容量が大きくても使い切れると思われそうですが、メーカーのHPには下記のような文言があります。

 

「開栓後は賞味期限に関わらず、冷蔵庫(1℃~10℃)に保存し、1ヶ月を目安に召しあがってください。」

 

マヨネーズは主成分が油と酢なので、防腐剤などを入れなくても腐敗することはありません。しかし一度空気に触れると原料である油が徐々に酸化し、味が落ちていってしまうためメーカーとしては開栓後早めに使用することを推奨しています。

 

また冷蔵庫の調味料スペースも調味料は400~500g程度のチューブを入れることを前提としており、1㎏のチューブは出し入れが大変です。実はメーカーとしても売れ筋が売れてくれるのが1番ありがたいのです。

 

ニーズの多様化から昨今は様々な容量がラインナップされています。最近では小ロット多品種生産に対応してきているものの、やはり同じものを大量に作って販売する方が生産面でも物流面でも低コストです。どこのメーカーでも売れ筋商品の利益率が一番高いからです。

 

このようにお得に美味しく、冷蔵庫のスペースとメーカーの効率を考えてもマヨネーズは450gを買うべきなのです。

 

 

平野 薫

小宮コンサルタンツ

エグゼクティブコンサルタント

 

 

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※本連載は、平野薫氏による著書『なぜコンビニでお金をおろさない人はお金持ちになれないのか?』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・再編集したものです。

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