電力小売りの事業は大きく「4つのスキーム」に分類
電力小売りを行う場合、4つの事業スキームが存在します。
①単独新電力…あらゆる業務を内製化して、自社で電源調達から電力小売りまでを一気通貫して行うスキームです。大手新電力はこの形ですが、これから参入する企業がこれを目指すのは非常にハードルが高く、オススメしません。
②バランシンググループ加盟新電力…電力小売り事業を行う他の企業とタッグを組んで、共同で電源調達や需要家開拓を行うスキームです。自社で電源を持たなくても新電力になれるのが魅力ですが、一定以上の顧客規模がないと、損益分岐点を超えられず、黒字化できません。
③取次型代理店(取次店)…契約取得から料金請求・回収まで行う代理店です。新電力としての登録は不要ですが、売り上げの計上主体になれます。一方で、電気料金の未収リスクもあるため、注意が必要です。
④媒介型代理店(代理店)…基本的に契約取得のみを行う代理店です。料金請求・回収までも行うことで、手数料が上乗せされる新電力もあります。