やらないと「100万円以上」損することも! 絶対に知っておくべき「退職金の手取り額」を増やすテクニック【FPが解説】

やらないと「100万円以上」損することも! 絶対に知っておくべき「退職金の手取り額」を増やすテクニック【FPが解説】

退職金の額は努力だけでどうこうできるものではありませんが、退職金の額自体は変わらなくても「手取り」を増やす方法があるのをご存じでしょうか? 本記事では、講演、執筆、個人マネー相談等で幅広く活躍するお金のプロ、頼藤太希氏・高山一恵氏による著書『1日1分読むだけで身につく 老後のお金大全100』(自由国民社)から、退職金をお得に受け取るためのポイントを解説します。

「一時金」か「年金」か…損しない退職金の受け取り方

退職金を「一時金」「年金」「一時金&年金」で受け取った場合の手取りはどう違うでしょうか。「2,000万円を一時金で受け取った場合」「2,000万円を年金で受け取った場合」「1,000万円を一時金、1,000万円を年金で受け取った場合」の3パターンのシミュレーション結果が下の表です。

 

[図表2]3パターンの受け取り方と手取りの違い

 


収入の合計が「額面合計」、そこから税金・社会保険料を差し引いた金額が「手取り合計」です。額面合計が最も多いのは年金受取ですが、手取り合計が最も多いのは一時金受取です。退職所得控除の税優遇が大きいため、手取りを増やしたいならば一時金がいい、というわけです。


退職金の額が退職所得控除より多い場合は、退職所得控除の金額までは一時金で受け取り、残りは年金で受け取る「一時金&年金」を利用すれば、退職所得控除も公的年金等控除も活用しながら税金を減らせます。


一方、「一度に大金を手にすると無駄遣いしてしまいそう」ならば年金受け取りも一案。一定額ずつ振り込まれるので無駄遣いもしにくくなりますし、会社の運用によって額面の総額も増やすことができます。

 

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