新NISAを攻略するために「最も重要」なこと
[図表1]の資産の増加ペースの違いを見てもわかるように、その差はめちゃくちゃ大きいです! しかも、運用期間が長くなればなるほど、資産総額に大きな差が出ることがわかります。これこそ、天才物理学者のアインシュタインも「人類最大の発明」と呼んだ複利運用の効果です。
この複利効果を存分に生かせるのが分配金再投資型の投資信託。そこに新NISAの非課税パワーが加わることで、最強の資産運用が可能になります。
[図表2]に示したように、年率5%のリターンで1,800万円を複利運用した場合、運用期間が長ければ長いほど資産は大きく増加していきます。
資産運用では、なるべく長期間にわたって複利運用を続けることが非常に大切になるのです。
そして、このことからわかる新NISA攻略の一番のポイントは、「非課税投資枠1,800万円をなるべく早く埋めること」。
とにかく、可能な限り短い期間で、上限1,800万円まで埋め切ることを新NISA最大のミッションにしてください。
むろん、1,800万円は大金です。一朝一夕ですぐに埋めることはできませんし、新NISAの年間投資枠の上限は360万円ですので、最短でも5年はかかります。新NISA口座を開設できるのは18歳からなので、最短でも23歳にならないと1,800万円の枠を埋め切ることはできません。
「えっ、自分はもう30歳、40歳、50歳なんだけど」という方もいるでしょう。
しかし、あきらめる必要はありません。新NISAの非課税枠は死ぬまで、一生涯使えます。会社を引退して老後生活入りしたからといって、もう一切投資をやめて、元本保証のある銀行預金だけで暮らすのは、長い長い老後の非課税投資枠をゴミ箱に捨てるようなもの。もったいなさすぎます。
つまり、もう一つの新NISA攻略のポイントは、
「新NISAの非課税投資枠をなるべく長く活用する」。
できることなら100歳まで、ということになります。
「できるだけ早く、できるだけ長く」こそ、新NISAの最も大切な攻略法なのです。
山口 貴大(ライオン兄さん)
株式会社バイアンドホールド
代表取締役社長
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