“偶然の出来事”がヒット商品を生み出した
スティーブ・ジョブズ氏の評伝「Steve Jobs」の中に、感性価値創造を創出する要諦が記されています。同書の中に、ジョブズ氏の言葉として次のようなものが紹介されています。
「創造性は何気ない会話から、行き当たりばったりの議論から生まれる。たまたま出会った人に何をしているのかを尋ね、うわ、それはすごい、と思えば、いろいろなアイデアが生まれてくる」
「感動のトースター」で有名な、バルミューダ株式会社のトースターの開発秘話からも、感性価値創造の要諦を学ぶことができます。
同社はある日、近所の公園でバーベキュー大会を行いました。あいにく土砂降りの雨でしたが、思い出になるという理由から決行することにしました。ある若い社員さんが炭火でトーストを焼いたところ、中身はしっとり、外側がカリカリの美味しいトーストが焼けたそうです。
美味しさの秘訣を解き明かそうとしていた時に、ある社員が言いました。「あの時、すごい雨が降ってましたよね?」……答えは水分の加減だったのです。
それから、試行錯誤を繰り返し、実に4000枚ものトーストを焼き、一番おいしく焼けるアルゴリズムを突き止めたそうです。
いずれの事例も、自由闊達な組織風土のもとで創造性が刺激され、感性価値創造が行われるということを、私たちに教えてくれます。
創造性は、部下に要求して発動するものではなく、ある環境下で活動をした「結果」として発動するものです。その環境設定こそが、リーダーにとっての最も重要な役割ではないでしょうか。
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