ChatGPTを使う際の注意点
ChatGPTを使う際には、その特徴をよく知った上で使うことが必要です。例えば、以下のような点に注意が必要です。
①入力したデータは学習に使われる
ChatGPTは大量の言語データを「学習」して、それを参考にして回答を生成しています。ChatGPTにユーザーが入力したデータは、今後ChatGPTの学習データとして使われる可能性がありますので、機密情報や個人情報は入力しないようにしましょう。気になる方は
の項目をオフにすることで、入力データを学習に使わせないようにすることができます。ただし、この場合には会話履歴が保存されません。
②事実に関しては間違えることも多い
ChatGPTは、あらゆる質問に答えてくれますが、事実に関するデータベースを持っているわけではありません。学習した大量の言語データをベースにして、一番確率的に繋がる可能性の高い言葉を出力しています。
そのため、ときには簡単な質問であっても、間違えることがあります。事実に関してはChatGPTの回答を鵜呑みにせず、他の情報から確認するようにしましょう。ただし、ChatGPTの有料版のWeb Browsing機能や、辞書的な機能を持つプラグインを併せて使うことで、回答の精度を上げることができます。
③最新情報には弱い
ChatGPTは基本的に2021年9月までの言語データを学習しているといわれています。そのため、それ以降の情報を聞いたときには「申し訳ありませんが、私の知識は2021年までの情報に限られています」のような回答が返ってきます。
ただし、有料版のWeb Browsing機能や、ウェブ検索を行うプラグインを併せて使うことで、最新のウェブサイトの情報を加味した出力結果が出てきます。
④生成された結果をそのまま使わないようにする
ChatGPTが学習したデータの中には、他者の著作権があるデータも含まれている可能性があります。それをもとに生成された結果が、誰かの著作物に似通ってしまう可能性は否定できません。それを利用したい場合には、誰かの著作物に似通っていないかどうかを必ず確認して使うようにしましょう。
以上のような注意点を知って使うことで、ChatGPTをビジネスで安全に活用することができます。
谷口 恵子
AI活用コミュニティ
代表
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