苦手な人も多いエアコン→実は〈一級建築士〉も絶賛する「最強の家電」だった!?…お金と健康のために知っておきたい「冷暖房器具選び」の最適解

苦手な人も多いエアコン→実は〈一級建築士〉も絶賛する「最強の家電」だった!?…お金と健康のために知っておきたい「冷暖房器具選び」の最適解

暑くて湿度が高い夏、暑くはないけれどジメジメしている梅雨、寒くて乾燥している冬、さまざまな季節を乗り切るための冷暖房器具が入り乱れる日本。気候の変化が激しい状況を少しでも改善したいと考えている人は多いのではないでしょうか? 健康とお金を左右する冷暖房器具の選び方を、『間取りと住まい方の科学』(新建新聞社)の著者で、一級建築士の松尾和也氏が、わかりやすく解説します。

コスト面から見た「冷暖房器具の選び方」の最適解

大多数の機器は、購入費+ランニングコストであるトータルコストが重要になってきます。トータルコストから見た場合の最もおすすめの冷暖房器具の選び方を紹介します。

 

・冷暖房器具(除湿も含む)はエアコンとする。

 

・エアコンの容量(能力)は不足が生じない範囲で最も小さな機種を選ぶ。(電力中央研究所のサイトを使えば最適容量をシミュレーションすることができます)

 

・梅雨時期のみドライ(除湿)運転、暑さを感じるようになったら冷房に切り替える。

 

・暖房時は気化式の加湿器を併用する。加湿器は大型の気化式を。電気代が安く、水の入れ替えも1日1回で済み、過加湿による弊害も出ないのでおすすめ。

 

・新築するのであれば、高断熱高気密住宅との相性が特に良い。

 

・エアコンの設計に慣れた住宅会社であれば、暖房は床下エアコン暖房、冷房は小屋裏エアコン冷房などとすることで、エアコンの台数を減らすことができるため特に経済性が高い[図表1]。

 

出所:『間取りと住まい方の科学』(新建新聞社)より抜粋
[図表1]エアコンによる全館空調の例 出所:『間取りと住まい方の科学』(新建新聞社)より抜粋

 

日本では夏場の熱中症ばかりがクローズアップされがちですが、冬場のヒートショックの死者数の方がはるかに多いのはご存知でしょうか。

 

また、梅雨から夏にかけての湿度過多はカビやダニを誘発しやすく、冬の乾燥はインフルエンザ等のウイルスに感染しやすくなります。そう考えると、自分が支払えるイニシャルコスト及びランニングコストの範囲で、できる限り空調の4要素を理想的な範囲内におさめることは、快適性・経済性はもちろん、健康にも大きな影響を与えるということです。

 

 

松尾 和也

松尾設計室

代表取締役

 

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※本連載は松尾和也氏による著書『間取りと住まい方の科学』(新建新聞社)より一部を抜粋・再編集したものです。

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