※画像はイメージです/PIXTA

7つの首長国からなる連邦国家、アラブ首長国連邦。日本人には高層ビルが建ち並ぶドバイが有名でしょう。一方で日本人にはあまり知られていない首長国でありながら、世界の投資家からの人気が急上昇しているのがRAK(ラアス・アル=ハイマ)。その理由を探っていこう。

RAK…ドバイの「パーム・ジュメイラ」がライバル⁉

RAKにある、ミナ・アル・アラブという地域にある高級物件販売数が急成長している。その主な要因として、国際空港や自由貿易区と近接するロケーションのほか、高層ビルに景色が遮られることのない、ビーチフロントのモルディブ風高級リゾート、インターコンチネンタル、モーベンピック、ニッキビーチ、アナンタラなどの5つ星高級ホテルのオープンが挙げられる。

 

RAKに位置するアル・マルジャン島は人工島であり、ドバイのシンボルである観光地、パーム・ジュメイラとよく比較される。RAKのマンション売買において、アル・マルジャンは投資家からも支持を集め、1平方フィート当たりの平均価格は12.49%増加した。RAKのほとんどの不動産開発者が、彼らのプロジェクト物件の購入者に対して10年間のUAEゴールデン居住ビザのサポートをしている。居住申請の手続き日数は約6~8週間。このビザの有効期間は10年で、以前はあった2年ごとに更新は必要なくなった。

 

2023年にはRAKが、外国人駐在員向け都市ランキング世界第4位にランクイン。外国人がRAKの80%を占め、外国人コミュニティができあがっている。海外投資家であっても、すぐにアットホームな感覚を実感できると評判を呼んでいるという。

 

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