▲トップへ戻る
経営者のイメージで融資が決まる!? 銀行の「定性評価」とは?

今回は、銀行からの融資可能性を左右する「定性評価」とは何かを見ていきます。※本連載は、株式会社ビーワンフードの代表取締役で、公認会計士・税理士の廣瀬好伸氏の著書、『1店舗から多店舗展開 飲食店経営成功バイブル』(合同フォレスト)の中から一部を抜粋し、飲食店経営に欠かせない「銀行からの資金調達」について解説します。

業界の動向や経営者の将来性を格付け結果に加味

銀行の格付けについて決算書以外のお話をしておきましょう。

 

銀行の格付けは基本的には決算書がベースですが、評価項目の中には数字で表しにくいものもあります。たとえば、業界の動向や、その会社や経営者の将来性などは、数字ではなかなか表せません。こうした項目で評価することを「定性評価」といい、この評価を格付け結果に加味してくれる銀行もあります。

 

では、「定性評価」はどのようにして決まるのでしょう。ひと言でいえば、それは銀行担当者の抱く「イメージ」です。もしもあなたが銀行の担当者だとして、相談に訪れた経営者から「お金の話は苦手なんです。経理に任せているから」と言われるのと、「5年以内にあと3店舗増やしたいと思っています。こちらの事業計画で説明しますと……」と言われるのでは、どちらに将来性を感じますか?

 

会社の経営状況や未来のプランで会話が弾むと、「この人は管理能力がありそうだ。この会社なら期待できるかも」とプラス評価をしてくれる可能性は大いにあると思います。

銀行担当者との会話の中で判断されている可能性も

銀行の決算書による格付けでは見えてこない、形のないものを評価する、それが「定性評価」です。この評価には、決算書による信用力を補完する役割があります。

 

特に中小企業は、景気変動による影響を受けやすく、経営者の資質等によって、今後の経営実態が大きく左右される可能性が高いと考えられています。そのため、大企業に比べて「定性評価」の重要性も高いといえます。

 

下の表のように、定性評価の要因は多岐にわたります。銀行担当者との何気ない面談・会話の中で判定されている可能性も大いにありますので、会話の内容などにも気をつけるようにしましょう。

 

株式会社ビーワンフード 代表取締役
公認会計士・税理士 

兵庫県姫路市生まれ。
京都大学在学中に公認会計士試験に合格し、あずさ監査法人に入社。主に銀行の監査に従事し、銀行の融資ルールを実地で学ぶ。
その後起業し、その経験・ノウハウと公認会計士・税理士というノウハウで、飲食業に特化した「お金の専門家」として飲食店の成長をお金の面から支える株式会社ビーワンフードとベンチャー企業・中小企業の成長を税務面から支える「財務に強い」税理士法人ミライト・パートナーズを経営。
自らも飲食店を経営した経験があり、現場目線でのわかりやすい解説にも定評がある。
また、飲食店経営者・店長向けに「資金調達力アップ」「銀行融資のルール」「店長の数字力アップ」などのセミナー・研修を多く実施している。

著者紹介

連載飲食店の多店舗経営を成功させる資金調達のノウハウ

本連載は、2015年11月20日刊行の書籍『1店舗から多店舗展開 飲食店経営成功バイブル』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

 

 

1店舗から多店舗展開  飲食店経営成功バイブル

1店舗から多店舗展開  飲食店経営成功バイブル

廣瀬 好伸

合同フォレスト

10年後まで生き残れる飲食店は、わずか1割!生き残るためには何が必要か。 ・いつも金策に走り回っている! ・売上はソコソコなのにお金が貯まらない! ・銀行の融資がなかなか通らない! こんな飲食店経営者に、財務と税務の…

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧