世帯年収別:英語教育にかける金額の目安
お金をかけて英語力をつける方法はいくらでもあります。しかし、できるだけコストを抑えながら力をつける方法もないわけではありません。これまで家計アドバイスをしてきた経験から、年収別でできることをお伝えします。ぜひ参考にしてください。
世帯年収600万円まで
幼稚園時代限定なら、助成制度を利用したインター幼稚園への入園も可能です。が、小学校入学後もアフタースクールも継続して通わせたいとなると、出費がかさみ家計を圧迫します。
小学校6年間を自宅学習で英語をつなぐのは、とても労力が必要です。最初にすることは、フォニックスをマスターし、年中年長時代から英語の本を読ませる(親と一緒に読み聞かせする)。そして自分で拾い読みをできるようにすることです。
親としては少し難しめな本を与えがちですが、レベルが合わない本はなかなか読み進めることができません。現状のレベルから少し簡単な本を与え、様子を見ながら少しずつレベルアップしてください。
Kindleからダウンロードすれば、サジェスト機能で子どもの好みに合った本を紹介してくれます。また、試し読みで確認できるので、ぜひ利用してみてください。その他、子ども向けの英語の本のアプリ「epic!」、「TED」などを継続して視聴することでコストを抑え、語学力をキープできます。
世帯年収1,200万円まで
インターナショナル幼稚園に加え、アフタースクールで小学校高学年まで英語のブラッシュアップが可能です。小学校時代に英検上位資格の取得も視野に入れ、無理強いすることなく上位資格を取得できるアフタースクールを探しましょう。
世帯年収1,200万円以上
アフタースクールにプラスして、海外短期留学も可能です。家族で旅行するチャンスに現地校で短期留学のプログラムがないか、リサーチしてください。たとえ10日程度でも、海外での体験は何よりのアウトプットのチャンスとなります。子どもが体験を通して自信をつけることで、より前向きに日常での英語の取り組みが可能となります。
世帯年収2,000万円以上
小学校からの親子移住や、中高生からの留学スタートが実現できるかもしれません。中高生時代から留学をスタートすることのメリットは、何よりも人脈が広がること。人脈はお金では買えません。世界を視野に入れた人生設計の基礎をつくることができるチャンスです。中高生時代からの留学は最大のターニングポイントです。
教育メンター
目まぐるしく変わる英語教育において、世界標準のアドバイスが得られる教育メンターの存在はとても重要です。ハワイ在住TLC for kidsの船津徹先生から受けたアドバイスは今でも我が家の目標であり、モチベーションを保つうえでも大切な存在となっています。
我が子を世界で活躍できる人材に育てるために
子どもが産まれ、無事に大きく育つ。それだけでも、このうえない喜びです。欲をいえば、日本だけでなく世界で活躍できる人材に育ってほしい、そう願わない親はいないでしょう。
これからの時代の大切なコミュニケーションとして、「英語」を外して考えることはできません。今あるお金で何ができるのか? 冷静に判断しながら、早期英語教育に取り組みましょう。
ポイント
早期英語がすべてではないですが、幼稚園時代はチャンスタイム。後悔しない選択をしよう!
いとう あこ
お金と暮らしのコンサルタント
ママのための金融リテラシー講座主催
※本記事は『今あるお金で幸せに暮らすお金の回し方』(ごきげんビジネス出版)一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
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