経験談1:50年前から存在していた早期英語教育
私自身が50年前に経験した早期英語教育は、幼稚園時代に姉と通った英語劇の教室と、小学生時代の外国人講師と2対1の英会話レッスンでした。帰国子女以外で、中学校未満で英語を学ぶ機会はあまりなかった時代でしたから、当時としては、かなり教育熱心な家庭でした。そして、結果はいかに?
私に関していえば、英語の学力は平均以下。同じ教育を受けた姉も英語が得意科目になることはなく、理系の道に進みました。
早期教育はムダだったのか? 私の場合、中高時代に英語に興味がもてなかったことが、英語の成績が伸びなかった原因だと感じています。いくら早期教育で英語を暗記し劇で演じたとしても、単語や文法をきっちり暗記しなければ、試験では点数が取れません。1週間で1時間程度、英語に触れたところで、基礎力が上がるはずがありません。親には申し訳ないですが、かけてもらったお金はムダだった、というのが私の結論です。
ただし、外国アレルギーや英語アレルギーはまったくなし。何とかしてコミュニケーションを取ろうとする力は、早期英語で培ったものかもしれません。少しはメリットがあったのかもしれませんね!
経験談2:CDかけっぱなしで英語力の底上げにチャレンジ
結婚し、24歳で長女が生まれました。英語で苦労はさせたくない!と、いろいろな情報収集をスタートしました。当時は地方暮らしだったこともあり、0歳からはじめられることといえば、ディズニーの英語システムくらいでしたが、フルセットは高価すぎたため、オークションサイトで欲しかったCDと絵本を入手して、繰り返しかけ流しで聞かせることにしました。
年子で弟が生まれたため、かけっぱなしはとても楽。家でも車でも「Hot dogs are good. Hot dogs are yummy into the mouth down to the tummy……」と、Sing-alongの教材を流していました。おそらく長女や長男は今でも歌えると思います!
それ以外はとくに何もすることなく中学生となりましたが、ふたりとも英語が得意科目になることはありませんでした。興味がない時期にいくらテープをかけたとしても、それはただのBGMでしかなく、外国人と会話する機会もないため、耳で覚えた英語を活用できる場面がありません。
教材とセットで絵本が5冊ついており、一緒に歌いながら絵本を見ることもありましたが、それが中学生になってから効果を発揮することはありませんでした。フルセットであれば、また別の効果があったのかもしれませんが、たった5枚のCDでなんとかしたい、というのは虫がよすぎました。童謡と同じレベルで耳に心地よい音楽として流れていただけです。
語学はキャッチボールしてこそ初めて成果を出すことができます。何に役立つのかわからないまま聞かせたところで、アウトプットできるわけもなく、期待は見事に空振りで終わりました。
注目のセミナー情報
【資産運用】4月12日(土)開催
毎年8%以上の値上がり実績と実物資産の安心感
「アーガイル産ピンクダイヤモンド投資」の魅力
【資産運用】4月16日(水)開催
富裕層のための資産戦略・完全版!
「相続」「介護」対策まで徹底網羅
生涯キャッシュフローを最大化する方法