選択の幅が広がった「新電力会社」の比較もやってみよう
日常的に利用する水道光熱費は、固定費見直しの代表格だ。
電気のアンペアを1段階下げても日常生活に支障がないのであれば、それだけで年間数千円の節約につながるので試す価値あり。電気料金は、2016年の電力自由化以降に業者の選択肢が大幅に広がっているので一度比較検討してみたい。
それ以外にも、加入中なのに利用していないサブスクリプションサービスがあればすぐにでも退会しよう。
【ポイント2】ムダな支出がないか、厳しくチェック!…固定費の見直しポイント
水道光熱費
●電気の契約アンペアを1段階下げる
●電気・ガスを1社にまとめる
●通信会社のサービスを利用するなどして割引・還元を受ける
●節水グッズの活用
通信費
●スマホを持っているなら固定電話を解約
●格安SIMへ乗り換え
●長く使っているプランは見直しを検討する
●電話は通話アプリを活用して無料に抑える
民間保険料
●長期契約中の保険の内容を見直す
●子どもの自立後は死亡保険を解約
●特約の見直しを実施
●掛金が安い共済に乗り換え
★格安SIMへの変更で年間数万円の節約も★
今やあたりまえの存在になりつつある格安SIMは固定費削減に非常に有効だ。現在、月額7000円程度のプランに加入している人の場合は、思い切って格安SIMに乗り換えてみれば年間数万円も通信費を下げられる可能性がある。
キャリア:docomo
プラン例…データ容量:3GB、2167円/月
格安SIM:IIJmio
プラン例…データ容量:2GB、850円/月
※料金はいずれも税込
〈ここもCHECK!〉
家計簿アプリで「家計管理の手間」が大幅減
スマートフォンの家計簿アプリを使用すれば、家計を手軽に管理できる。スマートフォンでレシートを撮影するだけで支出額を記録できるアプリなど、さまざまな種類のものがあるので、気になったサービスを試して自分にとって使いやすいアプリを見つけたい。
要点まとめ
□ 住居費や保険料、水道光熱費など、毎回の支払い額が概ね一定のものは固定費
□ 食費やレジャー費用など、その時々で出費額の差が大きいものは変動費に該当
□ 固定費は一度見直すと効果が持続するので、変動費よりも節約効果が高い
頼藤 太希
株式会社Money&You
代表取締役