(※画像はイメージです/PIXTA)

「仕組債」とは、スワップやオプションなどのデリバティブ(金融派生商品)を利用することで、一般の債券にはない仕組みが付加された債券のことを指します。本記事では、仕組債の主な種類や構造とともに、投資する際に知っておくべきメリット・デメリット、特有のリスクについて解説します。

仕組債特有のリスク

仕組債は、いわゆるハイリスク・ハイリターンの金融商品です。特に、仕組債ならではのリスクについては、あらかじめ理解しておくことが必要です。

 

クーポン(利子)・償還金が減少するリスク

あらかじめ決められた指標に基づいてクーポン(利子)や償還金額が決まる仕組債については、指標の変動によって利子や償還金が減少するリスクがあります。元本割れの可能性もあるため、注意が必要です。

 

デフォルト(債務不履行)のリスク

仕組債にも、一般的な債券と同じくデフォルト(債務不履行)のリスクがあります。債務不履行とは、発行体の倒産などの理由で、利子や償還金が支払われないことを指します。

 

仕組債を購入する際には、「格付」を判断材料とし、発行体の信用度を確認しておきましょう。債券の格付けにはC(シングルシー)〜AAA(トリプルエー)があり、投資適格とされているのはBBB(トリプルビー)以上の債券です。

低金利時代に注目される仕組債は慎重な投資判断が必要

仕組債は、低金利時代に注目されている投資商品のひとつです。

 

個人向け国債などの一般的な債券よりも高いリターンを期待できる一方で、特有のリスクを持つハイリスクな商品でもあります。仕組債に投資をする際には、まずその複雑な構造を正しく理解し、デメリットやリスクについても把握しておかなければいけません。

 

仕組債への投資には専門的な知識が必要になるため、個人だけで判断せず、IFAに相談しながら取り組むのが望ましいでしょう。

 

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