(※写真はイメージです/PIXTA)

学生に人気の高い大学群の一つである「東京六大学」。大学の学部ごとの学費を調査し、日本の厳しい教育事情について解説していきます。

東京六大学 学部・学科別学費ランキング

東京六大学とは、「東京六大学野球連盟」に加盟所属する大学群のことを指します。具体的には、東京大学、早稲田大学、慶応義塾大学、明治大学、立教大学、法政大学の6つ。各大学は入学難易度が高く人気もあり、毎年多くの学生さんが入試を受けています。

 

これらの大学は学費も非常に高額です。記事作成時に発表されている初年度の学費は、東京大学以外すべての大学で100万円を超えており、2年目でも年間100万円以上かかる大学が多くなっています。

 

具体的にみていくと、東京大学(全学部)の初年度学費が81万7,800円で最も安く、慶応義塾大学医学部が387万3,350円で最も高くなっています。また、文系学部が理系学部より30万円~60万円ほど安くなる傾向にあります。

 

※各大学HP記載の情報より編集部が作成。大学別の参照元詳細は記事下。
学科別学費ランキング(30位まで) ※各大学HP記載の情報より編集部が作成。大学別の参照元詳細は記事下。

 

大学の学部別にみていきましょう。早稲田大学で最も安いのは「教育学部 教育学専修/国語国文学科/地理歴史専修/公共市民学専修」で、最も高いのは「先進理工学部」になっています。立教大学で最も安いのは「経済学部」、最も高いのは「グローバル・リベラルアーツ・プログラムコース」。

 

法政大学で最も安いのは「文学部哲学科」、最も高いのは「理工学部 機械工(航空操縦学)学科」。明治大学で最も安いのは「商学部」、最も高いのは「総合数理学部 先端メディアサイエンス学科/ネットワークデザイン学科」「理工学部 数学科を除く学科」。慶応義塾大学で最も安いのは「文学部」、最も高いのは「医学部」になっています。

 

このようなお金を準備することは、多くの家庭にとって難しいことです。厚生労働省の「令和4年 国民生活基礎調査の概況」によると、日本の平均世帯年収は545万7,000円となっています。

 

日本学生支援機構の「令和2年度 学生生活調査」によると、大学に通いながらアルバイトに従事している学生のうち「家庭からの給付のみで修学可能」と回答したのは49.1%。半数以上は世帯収入だけでは我が子を大学に通わせられないということです。

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