(※写真はイメージです/PIXTA)

『医師・歯科医師・薬剤師統計 東京都集計結果報告』(令和2年)より、東京都の医師の現状について見ていきます。

30代の医師が最多だが…「働き手が足りない」の痛切

30代がもっとも多い働き手。働き盛りそのものといえる年齢ですが、新型コロナウイルス感染拡大により医療現場がひっ迫した際には、看護師や医師の離職が相次ぎました。たとえば2020年5月、大阪市の市民病院で医師と看護師の計30名以上が退職した出来事を覚えているでしょうか。

 

ただでさえ過重労働が問題視され、医師不足が慢性的な問題となっている医療業界。2024年には時間外労働の上限規制の導入が取り決められているものの、形骸化を案ずる声はやみません。

 

病床数は先進国のなかでも多く、むしろ国により「病床数削減」が主導されている日本。しかし病床数があったとしても「人員が足りない」という応急措置の不可能な問題が、東京都の医療をさらにひっ迫させています。

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