モデルケースを見ながらライフプランを作ってみよう
理想の未来を実現するためのライフプランを、モデルケースを見ながら作っていきましょう。具体的なステップは、次のとおりです。
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ステップ①損益計算書を記入して、現在の収支を明確にする
ステップ②バランスシートを記入して資産・負債の状況を明確にする
ステップ③ライフプラン表を記入する(余力があれば定年退職までのライフプランを作り、老後のシミュレーションを行う)
ステップ④お金に関する年間目標を立てる
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まず、ライフプランを作るポイントを確認しましょう。
■現在の収入、支出が続く前提で作る
■将来の収入増減が明確に分かる場合は考慮する
■各ライフイベントの費用は図表1「ライフイベントと費用の目安」を参考に入力
■年金額は「ねんきん定期便」や日本年金機構の「ねんきんネット」の数値を入力。分からない人はインターネットなどで「年金の目安」を調べて入力
■将来のプランが何パターンかある人は、Aプラン、Bプランをざっくりと作る
【モデルケース】千葉県松戸市在住、4人家族Aさんの場合
ここからは、具体的なモデルケースを見ていきます。
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夫 42歳、年収600万円(手取り460万円)
妻 39歳、年収100万円(扶養内のパート、手取り100万円)
長男 6歳(公立小学1年生)
長女 3歳(公立保育園)
戸建てマイホームあり、自家用車あり
(長女が小学生になったら、妻は59歳まで年収+100万円で働く予定)
〈資産・負債の状況〉
■現在貯蓄額:1,200万円
■投資信託(企業型DC):300万円(会社が毎月2万円を拠出)
■貯蓄型保険(学資保険):300万円
■住宅ローン:ローン残高2,800万円
(5年前に新築戸建てを4,000万円で購入、頭金700万、ローン3,300万円、固定金利1.5%、30年借入、67歳で完済予定)
〈老後資金の見込〉
■退職金見込額:夫 1,000万円(65歳)、妻 なし
■年金見込額:夫 180万円、妻 100万円
〈老後の希望〉
■将来もこの家に住みたい
■年間生活費は360万円(月30万円)
■生活費以外に使いたいお金2,000万円は、旅行や介護費にあてたい
(老後のシミュレーションをするために、Aさんは24年間のライフプランを作っています)
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