2023年は「新たな77年サイクル」の始まり
2022年に終わった77年サイクル。相場世界から見ると、2020年にはじまったコロナ禍が底を打ったのが2022年です。日本も世界も景気の底、株価の底を打った年。
2023年からは新たな77年サイクルがはじまり、スタート元年である2023年は、「令和維新」とも呼ぶべき年になるのかもしれません。ここから上昇し、夏前、あるいは夏以降本格的な上昇期に入る。それが、過去77年サイクルから見た私の大局観です。
新型コロナウイルスが日本を席巻しはじめた2020年3月19日、日経平均は1万6,358円をつけて相場は大底。
その後、株価は上昇。約1年後の2021年の2月、そして9月に株価は天井をつけてダブルトップ。そこから下げはじめて2022年3月に当面の底入れとなるも、底値圏での下落調整が続いて2022年にようやく本格的に底入れ。
そして2023年4月、新たな株高がはじまったというのが大まかな株価のサイクルです。
私は2020年3月、コロナショックの大底から3年後の2023年3月までには株価は底入れするだろうと予想していました。株価には2年半〜3年という時間のサイクルがあるからです。
より具体的にいえば、2022年6月~2023年3月あたりまでに、相場の転換点があると見ていた。そして、2023年4月以降、株価が上昇してくる可能性があると波動論から予測していたのです。
22年10月に起こっていた「相場大転換の予兆」
115円→150円台の急激な円安に“必ず何か起きる”と察知
株式市場が転換点に近づくと、ほぼ必ずといってよいほど予兆が起こります。相場に限った話ではなく、歴史を学べば必ずといっていいほど大きな出来事、時代の転換点となる予兆がイベントの前に起きています。
では現在の相場の動きの中で、予兆となるものは何だったのか。それは、2022年10月に起こった急激な円安(ドル高)です。
2021年末115円だった為替が、30%も円安に進んだ。150円台という円安になった。150円超は1990年以来32年ぶりの安値。間違いなく大転換の予兆です。これまでとまったく違うことが起きたからです。
私は、何かある。必ず何か起きると考えました。それまで長く円高基調であったのに、32年ぶりに150円台をつけたのです。
一般の投資家は、この予兆を見逃しがちです。ただ「すごい円安になった」と思うくらいで、株価や円ドル相場大転換の予兆だと察知できる人は少数でしょう。それがプロとアマの違いということかもしれません。
私はこの予兆によって、ひとつの出来事として、2023年4月以降は新しい株高の足音が聞こえてくるかもしれないとスガシタボイスで会員のみなさんに伝えていました。超円安は脱・デフレのサインだからです。波動論からもそれは裏づけられた。
2020年3月の底から数えて、2023年3月はちょうど3年目。日柄で、大回り3年の年でもあります。大回り3年で底入れとなれば、早ければ4月以降、株価は3万円台の高値をつけるかもしれない、そこに向かって動くのではないかと予測できました。
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