中国の「不婚化」事情
最後に不婚化(未婚者の増加)。中国の22年の婚姻数は683万3,000組で、前年から10.5%減少した。直近ピークだった13年の1346万9,000組からほぼ半減している。
結婚の動機や意欲の減退も気になるところ。両親や周りの大人が、子育てやマンション購入(多額のローン返済)、果ては不仲や離婚などで苦労している姿を見て、将来の結婚生活に大きな期待を持てない人も増えているそう。
「異性の友人と老いるまで一緒に仲良く暮らせればそれでOK」と言う人すらいた。まぁ、そんなものなのだろうか。
何事も「チャイナスピード」で急激に変化する中国。この流れは簡単には止められないだろう。
中国の22年末時点の総人口は14億1,175万人で、前年比85万人減。実に61年ぶりの前年割れだった。このニュースを見た私の感想は「……でしょうね」という程度。
ここまで来たら「順其自然」。いちいち驚かず、成り行きに任せて現実を受け止めていこう……。
奥山 要一郎
東洋証券株式会社
上海駐在員事務所 所長
資産を「守る」「増やす」「次世代に引き継ぐ」
ために必要な「学び」をご提供 >>カメハメハ倶楽部
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】