不動産投資では「税金対策」「生命保険代わりになる」といったメリットが強調されることが多いようですが、それらに気を取られてばかりいると投資は失敗に終わる確率が高まります。本稿では、株式会社JKASの「不動産投資に困ったときのあなたの街の相談窓口」代表を務める中村悠樹氏が、「投資用不動産の営業マンも勘違いしていることが多い」という、不動産投資の「真の魅力」について解説します。

営業マンも勘違いしている「不動産投資」のメリット

昨今、投資用不動産の市場が再加熱しています。この背景には、「老後2,000万円問題」に端を発し、政府の「貯蓄から投資へ」というスローガンが国民の将来不安を煽ったこともあるでしょう。

 

不動産業者が発信する「不動産を持つだけで税金対策ができ、生命保険代わりにもなり、老後に向けた資産形成もできる」という謳い文句は多くの人の心に刺さっており、YouTubeやSNS等では、不動産投資による資産形成を勧める広告が多く配信されています。

 

ところで、広告にあるように不動産投資で本当に「税金対策」「生命保険代わり」「老後資産形成」を実現できるのでしょうか。

 

答えは「YES」。それらは不動産投資のれっきとしたメリットです。

 

しかしながら、実際には90%の人が不動産投資で失敗しているという事実があります。

 

それは、投資家が「税金対策」「生命保険代わり」「老後資産形成」を不動産投資のメインの目的としてとらえているためです。

 

上記のメリットはあくまでも不動産投資の「副産物」的な魅力であって、真の魅力ではないのです。投資用不動産を勧めている営業マン自身も、このことを間違って理解している人が非常に多いと筆者は感じます。

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