親のお金のこと、困ったのはココ!【アンケート】
■父が暗証番号を忘れてしまい…
父が暗証番号を忘れてしまい、毎回2人で窓口へ。面倒だったけれど、父の性格上、私が疑われることがなくてよかったのだとあとで気づいた。
〔にゃんこちゃんさん/58歳〕
■母が口座名義を「孫や妹」にしていた
ひとり暮らしの母の介護費用に、いくつかある積立預金を解約しようとしたところ、口座名義が母ではなく孫や娘(私の妹)、妺婿になっていた。「孫の学資のための預金にしたほうが利率がいい」などと言われ、自分名義の口座をつくらなかったらしい。
母は「自分で積み立てたのだから、自分で解約できるはず」と思い込んでいたが、そうはいかない。委任状をとったり、名義人の口座から母に送金してもらったりと大変だった。みんなが協力してくれたからよかったものの、そうでなければ大変なことに……。
〔ゆずさん/53歳〕
■母の反省を踏まえ、父に口座を教えてと言ったが…
認知症の母はキャッシュカードがなく、後見人も立てていなかったので預金を引き出せなかった。
母が亡くなったあとにようやく母の財産がわかったので、「お父さんのときにも同じことが起きるし、そのときにはもう事情を知っている人もいないから教えて」と話した。ただ、その段階で父はもう人工透析などをしていて「死」を意識したことを話すのはイヤだったようだ。エンディングノートを渡したが、書いていない。
〔KAYさん/57歳〕
■親のローンが残っていた!
義父が自宅マンションを売却して施設に入るときに、未返済の住宅ローンが300万円あることが判明。急いで返済したが、施設に入るためのお金が足りず大変なことに。
〔もびこさん/55歳〕
父が73歳のときにローンを組んだのだが親子リレー返済だった。私が80代まで返済する計画になっていたことがわかって大ショック。
〔Mさん/58歳〕
■口座の整理に2年かかった
両親が80歳を過ぎてから、私がお金の管理を手伝うことに。仕事の合間を縫って親の金融機関を把握し始めたが、本人たちも忘れている口座や保険契約、投資信託などが次々出てくる。郵便でも報告書だの案内だのが届き、全部整理するまでにまる2年かかった。
最終的には、父母の銀行口座はそれぞれ1つにまとめ、残りの口座を解約。株や投資信託はすべて現金化して銀行口座へ集約した。株は「売りどき」があったのかもしれないけれど、ほうっておくとまた忘れそうだったので、窓口を1つにすることだけに注力した。
〔かっちゃんさん/61歳〕
上大岡トメ
イラストレーター
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